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【宝塚記念プレビュー】2度目の阪神でエフフォーリアの復活を狙う! 穴ならレーン騎乗のヒシイグアスが面白い。

三好達彦

2022.06.24

 片やエフフォーリアは、今季初戦となる大阪杯(GⅠ、阪神・芝2000m)で圧倒的な1番人気を裏切る9着に大敗し、ファンに大きなショックを与えた。

 しかし、このときのエフフォーリアには明白な敗因があった。
 
 一つ目は、意外にもこれが初めての関西遠征だったことだ。阪神競馬場の出張馬房へ前日に入厩しての出走となったが、阪神競馬場の近くには交通量が多い幹線道路があり、入る厩舎の位置によっては騒音に悩まされる馬が少ないないという(ちなみに、サトノクラウンは2017年の宝塚記念で前日からイレ込んで大敗したことから、翌年は道路から遠い位置にある厩舎を指定したうえで阪神へ入厩して勝利に結びつけている)。

 もう一つは、イレ込みの影響もあってか、ゲートに突進して頭をぶつけるアクシデントが起きていたこと。これはレース後、鹿戸調教師自らがツイッターで明らかにしている。直線でまったく”らしい”脚を見せることなく9着に敗れた、その一因になったのではないか、というのがトレーナーの見立てだ。

 入厩する馬房の位置までは知る由がないが、輸送や厩舎に関して何らかの対策を打ってくると見るのが普通だろう。またレースでの集中力を高めるため、追い切りでブリンカーを着用し、「やっとエフフォーリアらしさが見られた」と横山武史騎手がコメントしているように、その効果を実感している模様だ(この稿においてはレースでも「装着する予定」とのこと)。

 以上の要素を総合して、今回のエフフォーリアは”買い”と見て、軸馬として再評価したいところである。
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