アルファタウリはSNSに、「ドライバーたちには少しばかり苛立たしい予選だったが、それを挽回するチャンスは多々ある」と投稿。一方、チーフ・レースエンジニアのジョナサン・エッドルスは、「ユウキはアウトラップがプラン通りにいかなかったので、タイヤが冷えた状態でターン１に入り、ラップを中止しなければならず、残念ながらユーズドのタイヤで記録した14番手のタイムでセッションを終えた」と振り返り、「それでも、パフォーマンスは予想よりもわずかに良かった」として、今後の巻き返しを誓っている。
  　予選の角田については、イタリアの自動車専門メディア『MOTORIONLINE』が「リベンジを誓うユウキは14番手止まり。FP１が彼にトップ10入りの希望を与えたものの、状況は味方せず、冷えたタイヤが彼のアタックを台無しにし、日本人ドライバーはまた無線で欲求不満を解消することとなった」と報じている。

　先日、レッドブルのヘルムート・マルコ顧問が、角田が無線での罵声などによって感情のコントロールを乱し、それがパフォーマンスの低下にも繋がっているとして、心理学者をつけて状況の改善に取り組み始めたことを明かしたこともあって、今予選後における角田の無線での言動にも大きく注目が集まっているようだが、前述のアウトラップ中の出来事については、チーム内でしっかり検証されるべきだろう。

構成●THE DIGEST編集部
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