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格闘技・プロレス

アンチに「親の七光り」と言われても堂々と。実力差を示す秒殺KOに見た“格闘家”三浦孝太の意地【RIZIN】

THE DIGEST編集部

2022.09.26

会見場では父親が愛用していたヴェルディ川崎のジャージを着用。三浦は、「思いっきり使っちゃいます」とはにかんだ。(C)THE DIGEST

会見場では父親が愛用していたヴェルディ川崎のジャージを着用。三浦は、「思いっきり使っちゃいます」とはにかんだ。(C)THE DIGEST

 会場を虜にした三浦は、試合直後にマイクを手に取ると、こう叫んだ。

「これからの試合で今までの欠場を含め勝ち進んで、アンチの人にも応援してよかったなと思ってもらえるように、格闘技界の若きキングになる」

 彼が言う“キング”の持つ意味は重い。日本サッカー界のレジェンドで、父親である知良の愛称であるからだ。家族の存在が大きすぎるがゆえに、ここ2戦欠場が続いていた“サラブレッド”のもとには、誹謗中傷にも似たメッセージが寄せられた。無論、そのなかで「親の七光り」というコメントが多かったという。
 
 だが、三浦はアンチからの心無い声にも動じてはいなかった。20歳の若武者はニヤりと微笑みながら、こう語った。

「また『親の七光り』とか言われるかもしれない。でも、自分はそう言われることは、ぜんぜん嫌とか思わない。むしろ、父親の存在は素晴らしいと思っている。自分以外にも2世で、親の力をなしに一生懸命に頑張ってる人はたくさんいるので、自分もそこに関してはプラスに考えてますね」

 自身も抱えていた不安を拭う快勝を見せつけた三浦。今後は「MMAをやってる選手を倒していきたい。自分は大きい舞台の方がやる気になる」と意気込む若武者の堂々たるパフォーマンスと発言に、「カズの息子」ではなく「格闘家」としての意地を見た。

取材・文●羽澄凜太郎

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