海外メディアの報道を見ると、イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』は「ユウキにとって、母国の観客の前でポイントを獲り損なった不運なレース」と報道。「予選13番手の日本人ドライバーは９番手まで順位を上げ、中断から２時間後のリスタートまでこれをキープしたが、雨の中で全体のペースについていけずに13位フィニッシュに。にもかかわらず、彼は母国のファンの前でレースをするというスリルを楽しんだ」と綴った。
  　また、英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、「日本GPの勝者と敗者」という記事に置いて、アルファタウリを「敗者」のひとつに選定。角田については、「これまでの彼のキャリアを考えれば、母国レースゆえのプレッシャーと興奮が、チャンスを台無しにすると予測することができたが、角田はミスを犯すことなく、逆に熱心な母国からのサポートを生産的に活用した」と、そのパフォーマンス自体には問題がなかったとしながらも、以下のように指摘している。

「残念だったのは、彼の週末の落ち着きぶりと、アルファタウリのペースの度合いが一致しなかったことだ。決勝では、チームはタイヤ交換を遅らせようとしていたが、結果、角田にとっては順位を取り戻すための時間が足りず、13位でレースを終えることとなった」

構成●THE DIGEST編集部
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