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モータースポーツ

「お前はベストだ」連覇達成で祝福に包まれるフェルスタッペン。英メディアはF1タイトル争いの10の分岐点を回想

THE DIGEST編集部

2022.10.11

 また、他のチームやドライバーたちからも祝福を受けたマックス。最終戦までルイス・ハミルトンと熾烈な争いを展開した昨季とは異なり、今季は早くから独走したオランダ人の歩みについて、多くの海外メディアが様々な形で振り返っているが、英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』も、「2022年のF1タイトル争いの重要な10の瞬間」を挙げている。

 まず1つ目は、開幕前から明らかになったレッドブルとフェラーリによる優勝争いの構図で、2つ目はマックスが3戦中2戦でリタイアを喫するという最低なスタートを切った一方で、フェラーリのシャルル・ルクレールが大きくリードしたこと。しかし、ルクレールは4戦目のイモラで終盤にミスを犯すと、ここから流れが変わり始めた(3)。

 ドライバーのミスに加えて、フェラーリの信頼性に問題が生じてバルセロナ、バクーのレースをルクレールは無得点で終えることになり(4)、マックスはランキングの首位を奪取してリードを広げていった。5つ目はフェラーリの戦略のミスで、モナコ、シルバーストーンでは判断ミスによってドライバーを怒らせ、ライバルを援護する結果となり、焦りからかルクレールはフランスで凡ミスを犯して貴重なポイントを自ら手放した(6)。
 
 マックスがハンガリーで予選10番手からの見事なリカバリーで勝利を挙げる(7)一方で、フェラーリはマシンの圧倒的な強さを失って、ようやくポーパシングの問題を解決したメルセデスにも追い上げられるようになる(8)。そして、後半戦に入るところでレッドブルの的確なマシン改良が施されたことでマックスは無敵の状態となり(9)、最後は鈴鹿でも余裕の勝利。対してルクレールはセルジオ・ペレスの猛プッシュを受け、最終ラップのシケインをショートカットして5秒ペナルティーを受けて3位に転落(10)……。

 まさに、マックス&レッドブルが悪いスタートからの堅実な歩みで飛躍的に力を上げていったのに対し、序盤では車の性能で上回りながらも、ミスで多くのポイントを落とし、自ら栄光を遠ざけてしまったフェラーリ、という好対照な2チームの軌跡を振り返ることができるだろう。

構成●THE DIGEST編集部
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