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モータースポーツ

角田裕毅の2023年は「F1キャリアの成功か失敗かを決める」と英メディアが展望! レッドブル昇格への可能性にも言及

THE DIGEST編集部

2022.12.08

 前出の『TOTAL MOTORSPORT』は、角田の能力について「レッドブルでも成功する天性のスピードを持っている他、F2での経験によって最前線でもホイール・トゥ・ホイールでのバトルで勝てる戦闘能力を備えており、適切な車の性能、そして渋滞に巻き込まれなければ、予選でも素晴らしい結果を出せるだろう」と高く評価している。
 
 しかし、一方で彼がレッドブルのヘルムート・マルコ顧問らのお眼鏡に適わなければ、アルファタウリのシートを失う可能性もあるとし、その場合は2024年以降、F1復帰を狙うリカルドやミック・シューマッハー、今季のF2王者であるフェリペ・ドルゴビッチら、多くのライバルが立ちはだかり、ドライビングの能力だけでは足りず、スポンサーを見つける必要もあり、非常に厳しい戦いに直面することになると予想した。

 イタリアのF1専門サイト『FP』も、「日本人ドライバーはF1で2年目を終えたが、完全に周囲が納得したことはなく、一貫した成長の証を示していない。アルファタウリはドライバー選びを誤ったという疑念を持った可能性があり、レッドブルのヘルムート・マルコ顧問は、来季のイタリア・チームをデ・フリースが率いるべきだと主張している」と、厳しい見方を示している。

 しかし、アルファタウリのフランツ・トスト代表はドイツのモータースポーツ専門サイト『SPEEDWEEK.COM』に対し、今季のドライバーに対しては満足していることを強調し、「ユウキはかなり順調に成長しており、アブダビ・グランプリの予選ではピエールよりも速かった。彼がどれだけ改善できるかは彼次第であり、2023年は力強い活躍を見せてくれると期待している」と語った。

 また、トスト代表はデ・フリースにも言及し、「車が機能すれば、彼にも多くのことを期待できる。我々は、彼が十分に準備できるよう努める。F1の公式テストの前に、2回のタイヤテストと1回のプライベートテストがあり、彼はシーズン開幕まで3000~4000kmを走行できるだろう」とコメント。また、メルセデスのリザーブドライバーだったオランダ人ドライバーを引き抜いた理由を、「レッドブル・ジュニアチームのドライバーの誰もが、まだ経験が浅いからだ」と明かしている。

構成●THE DIGEST編集部
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