専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
モータースポーツ

アルピーヌ移籍のガスリー、不振の要因に挙げた「最大の問題」とは? アルファタウリ最終年の苦闘を回顧

THE DIGEST編集部

2022.12.16

 2022年の不振を重量オーバーのせいだと指摘した彼は、シーズン前の開発にも問題があったことを指摘。「昨季から非常に高い期待が寄せられていたので、よりトリッキーだった。それに加え、空力面の大幅なレギュレーション変更という大きな動きもあった」という彼だが、これほど苦しいシーズンになるとは予想していなかったようだ。
 
「アルファタウリにとってのベストイヤーにしたいという気持ちは、シーズン開幕時ほど高くはなかったが、それでも問題はないと思ったし、我々にはチャンスがあると確信していた。バジェットキャップもルールの範囲に収まっていたし、中団争いでのライバルを打ち負かせないという理由は何もないと思っていた」

「我々は順調にシーズンをスタートさせることはできなかったが、その時は心配しなかった。なぜなら、1年を通しての開発競争だということを知っていたからだ。どこからスタートしたかは問題ではなく、レース毎に進化していくことが必要だということも承知していた。しかし残念ながら、我々はそれをうまくマネジメントできなかった」

 開発のペースが遅く、一貫性がなかったことは、アルファタウリのテクニカルディレクターであるジョディ・エッギントンも認めており、それを新シーズンで挽回することを誓っており(英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』より)、またガスリーもアルファタウリのスタッフから、来季の車は上位チームにも対抗できるものになると聞かされたことを明かしている(オランダのF1専門サイト『F1MAXIMAAL.NL』より)。

 去り行くドライバーが指摘した問題を改善し、角田とニック・デ・フリースの体制で臨むアルファタウリが、再び速さと安定感を取り戻し、フレンチブルーの車を駆るガスリーを苦しめることができるか。まずは、このオフの働きに期待したいところだ。

構成●THE DIGEST編集部
【関連記事】「本当? 信じられない」本人もよもやの総合V決定! 波乱の日本GP制したフェルスタッペン、2年連続のワールドチャンピオンに

【関連記事】角田裕毅が「冗談抜きで」語った「日本のおすすめ」は? まさかの珍回答にエンジニアも“笑撃”【F1日本GP】

【関連記事】波乱の日本GPで作業車と追突しかけたガスリーが「死ぬところだった」と憤怒! 米識者も「実に許しがたい」と嘆き【F1】
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号