しかし、そこへ襲いかかったのがドルチェモアだった。前が開いて進路ができると、鞍上の左ムチを合図に力強く先頭へ躍り出る。そこへ外からダノンタッチダウン、レイベリングが猛追するが、ドルチェモアは2頭を抑えて栄光のゴールへと飛び込んだ。
2着にはクビ差でダノンタッチダウン、3着にもやはりクビ差でレイベリングが入ったが、4着のキョウエイブリッサ(牡2歳/美浦・武市康男厩舎)は前と1馬身1/4差がつき、上位3頭の強さが目立つ結果となった。
ドルチェモアは、父が2017年の菊花賞馬キセキなどを出しているルーラーシップ、母が2013年の桜花賞馬アユサン(父ディープインパクト)という良血馬。今年8月の新馬戦(札幌・芝1500m)を悠々と逃げ切ると、10月のサウジアラビアロイヤルカップでは2番手から抜け出すセンスのいいレースぶりで連勝した。
今回も逃げたい馬を先に行かせて3番手で折り合い、直線で進路が開くなりグイっと抜け出して押し切るという2歳離れしたレース勘の良さが際立つ勝利となった。
ルーラーシップが出した活躍馬には中長距離を得意とする馬が多いが、ドルチェモアは母アユサンの影響を強く受けているのか、マイル戦に向いた印象を受ける。クラシック戦線を進むか、NHKマイルカップ(GⅠ、東京・芝1600m)を目標とするか、来春の進路を注視していきたい。
2着にはクビ差でダノンタッチダウン、3着にもやはりクビ差でレイベリングが入ったが、4着のキョウエイブリッサ(牡2歳/美浦・武市康男厩舎)は前と1馬身1/4差がつき、上位3頭の強さが目立つ結果となった。
ドルチェモアは、父が2017年の菊花賞馬キセキなどを出しているルーラーシップ、母が2013年の桜花賞馬アユサン(父ディープインパクト)という良血馬。今年8月の新馬戦(札幌・芝1500m)を悠々と逃げ切ると、10月のサウジアラビアロイヤルカップでは2番手から抜け出すセンスのいいレースぶりで連勝した。
今回も逃げたい馬を先に行かせて3番手で折り合い、直線で進路が開くなりグイっと抜け出して押し切るという2歳離れしたレース勘の良さが際立つ勝利となった。
ルーラーシップが出した活躍馬には中長距離を得意とする馬が多いが、ドルチェモアは母アユサンの影響を強く受けているのか、マイル戦に向いた印象を受ける。クラシック戦線を進むか、NHKマイルカップ(GⅠ、東京・芝1600m)を目標とするか、来春の進路を注視していきたい。