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マラソン・駅伝

【箱根駅伝】駅伝ライターがリアル予想!駒澤大の三冠は堅い!?戦力豊富な國學院大、青学大は一矢報いるか

杉園昌之

2022.12.31

学生三大駅伝のラストを飾る箱根駅伝。区間エントリーを終え、いよいよ決戦の時は迫る。写真:JMPA

学生三大駅伝のラストを飾る箱根駅伝。区間エントリーを終え、いよいよ決戦の時は迫る。写真:JMPA

4位:順天堂大
 前回2位のメンバーが7人残っており、その実力は言わずもがな。前哨戦の全日本でも6区まで2位でタスキをつなぎ、4位でフィニッシュしている。3区の伊豫田達弥(4年)、4区の石井一希(3年)は前年と同じ配置で臨む。3年時に1区を走った平駿介(4年)は8区へ。

 補欠メンバーには主力がズラリと並んだ。当日変更は気になるところ。四釜峻佑(4年)は前回同様の5区での起用が濃厚。前々回に花の2区を経験している野村優作(4年)も往路に入るはず。オリンピアンの三浦龍司(3年)は1年時に1区で10位、2年時は2区で11位と不発。3度目の正直でエースが主要区間で爆発し、チームに勢いをつければ、トップ3に食い込んでくるかもしれない。

5位:創価大
 今季は出雲6位、全日本5位と尻上がりに調子を上げており、トップ5に絡んでくる力は持っているはず。98回大会で好走した主力は健在。前回の2区で区間2位のフィリップ・ムルワ(4年)、4区で区間1位の嶋津雄大(4年)はいずれも同じ得意区間で勝負する。

 全日本1区で区間5位と力を示した横山魁哉(4年)は箱根でも1区、全日本2区で区間賞に輝いた葛西潤は復路の7区にエントリー。補欠では新家裕太郎(4年)、吉田凌(2年)らが当日変更でメンバーに入ってくるか。
 
6位:東洋大
 2009年の初優勝以来、表彰台に届かなかったのは2大会のみ。全日本では8位に沈んだが、箱根での強さは本物。故障の影響でエースの松山和希(3年)がメンバーから外れたが、酒井俊幸監督は「目標は3位以内」と強気な姿勢を崩さない。花の2区には初の箱根路となる石田洸介(2年)を抜擢。1年時に出雲路と伊勢路で区間賞を獲得した次世代のエースにかかる期待は大きい。

 指揮官は往路で出遅れても、復路からの追い上げに自信をのぞかせる。7区には伸び盛りの熊崎貴哉(3年)を配置し、アンカーには前回同様の清野太雅がエントリー。補欠に入った主力の梅崎蓮(2年)もキーマン。酒井監督の起用法からは目が離せない。
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