7位:中央大
22年ぶりのトップ3入りを狙う伝統校の戦力は充実している。前回1区で区間新の区間賞を獲得したエースの吉居大和(3年)、10000mでチーム内1位となる28分00秒86のタイムを持つ中野翔太(3年)はともに補欠になっているが、当日変更で往路への起用が予想される。
期待のルーキー、吉居駿恭は4区へ。兄譲りのスピードが生きる区間にエントリーされた。カギを握るのは出雲路の5区で区間2位と好走した1年生の溜池一太。1区で快走すれば、一気に上位に顔を出す可能性もあるか。
8位:早稲田大
シード権を確保するだけのチーム力はあるはず。3区にエントリーされた10000mで27分台のタイムを持つ井川龍人(4年)を筆頭にポテンシャルの高い選手たちがそろう。2区には全日本3区で区間3位と実力をアピールした石塚陽士(2年)が名を連ね、5区には前回同様の伊藤大志(2年)がエントリー。
補欠に回った主将の鈴木創士(4年)、佐藤航希(3年)、山口智規(1年)らは当日変更が予想される。目標の5位以内は難しいかもしれないが、往路で勢いに乗れれば、10位以内には入れるか。
9位:法政大
全日本大学駅伝は関東選考会で落選したものの、出雲駅伝では過去最高タイの7位。トップ10入りを果たすチーム力は備えている。
出雲で前半から流れをつくった3人を往路の3区までに配置。1区の松永伶(3年)、2区の内田隼太(4年)、3区の松本康汰(4年)で貯金をつくり、山区間へつなげることがトップ10入りの必要条件か。6区には前回区間2位の武田和馬が控えているのも心強い。出雲5区で区間3位と好走した小泉樹(2年)らは補欠メンバーに回っているが、当日変更で重要区間に配置されるはず。
10位:帝京大
出雲駅伝は11位、全日本大学駅伝は不出場。今季の実績だけで判断すれば、下馬評が高くないのも致し方ない。ただ、中野孝行監督は不敵な笑みを浮かべる。「心配している人たちもいますが、前年度(総合9位)よりも総合力は上がっています」。5年連続でシード権を死守してきた粘り強さは侮れない。
1区には前回区間8位の小野隆一朗、2区には前回10区でしぶとい走りを見せ、9位でフィニッシュした西脇翔太がエントリー。そして、指揮官が勝負のポイントに挙げるのは復路。7区の吉岡尚紀(4年)、8区の山中博生(2年)と曲者が並ぶ。補欠では柴戸遼太、尾崎仁哉の1年生コンビが当日変更で絡んできそう。往路で持ちこたえることができれば、6年連続のシード権も見えてくるか。
はたして、今大会はどんなドラマが待っているのだろうか。学生駅伝の最後を飾る「第99回箱根駅伝」往路は2023年1月2日午前8時に号砲が鳴る。
文●杉園昌之
【関連記事】東洋大が190センチの“超大型ランナー”前田義弘を5区に登録!日本記録保持者・相澤晃も太鼓判「僕の次に速かった」【箱根駅伝】
【関連記事】【箱根駅伝】ルーキー佐藤圭汰を「補欠」に回した駒澤大の“最強の布陣”とは?青学大は“攻めのオーダー”で勝負
【関連記事】【箱根駅伝】いよいよ区間エントリー発表!エース級は「ジョーカー」で補欠起用か!?「1区」警戒のチームも?
22年ぶりのトップ3入りを狙う伝統校の戦力は充実している。前回1区で区間新の区間賞を獲得したエースの吉居大和(3年)、10000mでチーム内1位となる28分00秒86のタイムを持つ中野翔太(3年)はともに補欠になっているが、当日変更で往路への起用が予想される。
期待のルーキー、吉居駿恭は4区へ。兄譲りのスピードが生きる区間にエントリーされた。カギを握るのは出雲路の5区で区間2位と好走した1年生の溜池一太。1区で快走すれば、一気に上位に顔を出す可能性もあるか。
8位:早稲田大
シード権を確保するだけのチーム力はあるはず。3区にエントリーされた10000mで27分台のタイムを持つ井川龍人(4年)を筆頭にポテンシャルの高い選手たちがそろう。2区には全日本3区で区間3位と実力をアピールした石塚陽士(2年)が名を連ね、5区には前回同様の伊藤大志(2年)がエントリー。
補欠に回った主将の鈴木創士(4年)、佐藤航希(3年)、山口智規(1年)らは当日変更が予想される。目標の5位以内は難しいかもしれないが、往路で勢いに乗れれば、10位以内には入れるか。
9位:法政大
全日本大学駅伝は関東選考会で落選したものの、出雲駅伝では過去最高タイの7位。トップ10入りを果たすチーム力は備えている。
出雲で前半から流れをつくった3人を往路の3区までに配置。1区の松永伶(3年)、2区の内田隼太(4年)、3区の松本康汰(4年)で貯金をつくり、山区間へつなげることがトップ10入りの必要条件か。6区には前回区間2位の武田和馬が控えているのも心強い。出雲5区で区間3位と好走した小泉樹(2年)らは補欠メンバーに回っているが、当日変更で重要区間に配置されるはず。
10位:帝京大
出雲駅伝は11位、全日本大学駅伝は不出場。今季の実績だけで判断すれば、下馬評が高くないのも致し方ない。ただ、中野孝行監督は不敵な笑みを浮かべる。「心配している人たちもいますが、前年度(総合9位)よりも総合力は上がっています」。5年連続でシード権を死守してきた粘り強さは侮れない。
1区には前回区間8位の小野隆一朗、2区には前回10区でしぶとい走りを見せ、9位でフィニッシュした西脇翔太がエントリー。そして、指揮官が勝負のポイントに挙げるのは復路。7区の吉岡尚紀(4年)、8区の山中博生(2年)と曲者が並ぶ。補欠では柴戸遼太、尾崎仁哉の1年生コンビが当日変更で絡んできそう。往路で持ちこたえることができれば、6年連続のシード権も見えてくるか。
はたして、今大会はどんなドラマが待っているのだろうか。学生駅伝の最後を飾る「第99回箱根駅伝」往路は2023年1月2日午前8時に号砲が鳴る。
文●杉園昌之
【関連記事】東洋大が190センチの“超大型ランナー”前田義弘を5区に登録!日本記録保持者・相澤晃も太鼓判「僕の次に速かった」【箱根駅伝】
【関連記事】【箱根駅伝】ルーキー佐藤圭汰を「補欠」に回した駒澤大の“最強の布陣”とは?青学大は“攻めのオーダー”で勝負
【関連記事】【箱根駅伝】いよいよ区間エントリー発表!エース級は「ジョーカー」で補欠起用か!?「1区」警戒のチームも?