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格闘技・プロレス

「蝶野! 俺と闘え!」――武藤敬司が引退試合で絶叫して“闘魂三銃士”の盟友を呼び込んだ理由「締めくくりは蝶野にしたかった」

どら増田

2023.02.22

 試合序盤にロックアップから相手のウイークポイントである膝を取りに行く内藤だが、グラウンドになると、得意としている武藤がリードする展開に。

 だが内藤も負けてはいない。フラッシングエルボーからSTFへを切り抜けると、武藤を花道に座らせて、花道の奥から猛ダッシュして低空のドロップキック。リングに戻ると今度は内藤へのブーイングが発生した。

 内藤は武藤を場外に出すと、そのまま執拗な膝攻撃も狙う。しかし、武藤はドラゴンスクリュー2連発から足4の字固めという、1995年10.9東京ドームの高田延彦戦で生まれたムーブメントを披露した。

 膝は内藤にとってもウイークポイントであり、それを熟知する武藤も低空ドロップキックで崩していく。

 しかし、武藤は盟友・橋本真也さんの袈裟蹴りチョップから天に指を掲げるとDDT、そしてノアの創設者・三沢光晴さんのエメラルドフロージョンから、シャイニングウィザードを浴びせた。さらに、シュミット式バックブリーカーからトップロープに上がり、ムーンサルトプレスを狙うも躊躇ってやめた。
 
 再び、ドラゴンスクリューから足4の字を極める武藤は声を出して気合いを入れる。ドラゴンスクリューから、前と後ろからシャイニングウィザード。プロレスLOVEポーズからシャイニングウィザードを放つも、内藤はカウント2で返す。

 武藤がシュミット式バックブリーカーからムーンサルトプレスを狙うが、躊躇している間に内藤がカットすると、ドラゴンスクリューからシャイニングウィザード、足4の字と掟破りのフルコース。内藤も出血するがプロレスLOVEポーズからシャイニングウィザード、デスティーノと畳み掛けて武藤をフォール。カウント3を奪い、内藤が勝利した。

 試合後、拳を突き上げた内藤に武藤はプロレスLOVEポーズでタッチしてから握手。武藤がロープを開けて内藤をリングから降ろした。
 
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