専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
格闘技・プロレス

「11年前、俺は何もできなかった」――内藤哲也が武藤敬司からの“引退試合”への直接指名に笑った理由「今の俺を存分に堪能して」

どら増田

2023.01.22

金剛とのシングル5番勝負に勝利した内藤(左)は試合後、武藤(右)から引退試合の相手に直接指名された。(c)新日本プロレス

金剛とのシングル5番勝負に勝利した内藤(左)は試合後、武藤(右)から引退試合の相手に直接指名された。(c)新日本プロレス

 最後の最後に、プロレスファンにとってはたまらないサプライズが待っていた。

 新日本プロレスは昨年に引き続き、プロレスリング・ノアとの全面対抗戦『WRESTLE KINGDOM 17 in 横浜アリーナ』1.21神奈川・横浜アリーナ大会を開催した。メインイベントは、昨年10人タッグマッチで対戦した「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(L・I・J)」と「金剛」が今年はシングル5番勝負で対戦した。

 昨年は完敗を喫している金剛は、1.4東京ドーム大会のインタビュールームに乗り込み、L・I・Jに対戦を迫った。L・I・J はノア1.15静岡・ふじさんめっせ大会の試合終了後に物販に現れ金剛グッズを購入。金剛のメンバーにサインを入れさせて、写真撮影までする余裕を見せていた。
 
 先鋒戦は、BUSHIがスピードで撹乱するも、最後は毒霧からブシロールを巧みに切り返したタダスケがカウント3を奪い、金剛が先勝した。

 続いて、次鋒戦はIWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロムと大原はじめが対戦。ヒロムは「覇王」の名前を連呼しながら入場。大原のジャベを中心としたテクニックにヒロムが大苦戦したが、最後はビクトリー・ロイヤルからTIME BOMBⅡで振り切りカウント3。L・I・Jが星を五分に戻す。

 中堅戦はSANADAと征矢。二人とも元全日本プロレス所属という顔合わせになった。全日本時代はタッグを結成し、アジアタッグ王座も戴冠しているが、お互い当時とは全く違う選手として成長している。

 試合は一進一退の肉弾戦を最後は征矢の弾道が決まり、SANADAから3カウントを奪う。これで金剛が2勝1敗で、白星を先行した。
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号