石川はアタックのみで７得点。レセプションでは全体最多の２２本を受け、ミス２本に抑えるなど健闘したが、ミラノはリズムをもたらすはずの守備の精度が上がらずにアタック決定率も３７％に留まった。イラン代表OHミラド・エバディプールの負傷で、交代カードを切れなかったことも苦戦に拍車をかけた。
  　実況を務めた現地ジャーナリストのシモーネ・カルパニーニ氏は、試合中に今シーズンの最優秀選手を予想。ピアチェンツァ下部組織のアシスタントコーチで解説者のファビオ・サーヴィ氏と声を揃えて挙げた名前は、“イシカワ”だった。

　その背番号14は、「今日の試合に関しては、全然僕たちのプレーができていなかったですし、僕のプレーも全然良くなかったので、そこを修正して次の試合に臨みたいと思います。またピアツェンツアはブロックもいいですしサーブも良いので、頭を使ってプレーしないと簡単には勝てない相手なので、そこを修正してもう一度気持ちを切り替えて臨みたいと思います」と次戦での自身とチームの復調を誓った。

　第２戦は日本時間５月４日午前３時30分開始予定。ミラノがこのプレーオフで見せつけてきた勇姿を本拠地で取り戻してくれることを期待したい。

取材・文●佳子S.バディアーリ
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