専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
ラグビー

「力を出せればできる」逆転トライで初の栄冠を手繰り寄せた木田晴斗。リーグワンで培った自信を手に世界の舞台へ

向風見也

2023.05.21

 今季のリーグワンにあって、最大級のインパクトを示した。

 身長176センチ、体重90キロで筋骨隆々の身体を、ぶつかり合いで活かした。

 レギュラーシーズンでは、もっとも防御を破った回数が多かったため、ベストラインブレイカー賞をもらった。トライ数もリーグ2位の16本を記録した。
 
 小学校4年生の頃には、極真空手で世界チャンピオンになったことがある。関西大倉中学校時代には、自らラグビー部を作って部員をかき集めていた。

 自ら培ってきた強靭さ、積極性を、各国代表がひしめくリーグワンで表現できた。

「自分の持っている力以上のものは出ないと思っています。ただ(持っている力を)出せれば(結果を出すことが)できると自信を培ってきている」

 オフには川や海へ出かけ、「水の音」を聞いて感性を研ぎ澄ませる。よく同僚に料理を振る舞うのだが、それも「手先が器用」になったと実感できるという。自分だけの世界を持っているのも強みだ。

 今秋、4年に1度のワールドカップがフランスで開かれる。2大会連続での決勝トーナメント行きを目指す日本代表は、リーグワンの期間中から候補選手によるミーティング合宿を開く。

 木田はここに名を連ね、代表のプレースタイルについて学ぶ。常連組を信頼する現体制下において、代表デビューを果たしていない選手が本番直前にリストアップされるのは珍しい。

 当の本人は、「まだ何も達成していない」。世界トップの舞台で活躍して初めて、満足できるのだろう。

取材・文●向風見也
【関連記事】「悔しいけど、しょうがない」昨季王者に逆転負けも… イーグルス司令塔の田村優が仲間に示した“重圧を楽しむ”姿勢

【関連記事】「小さいからラグビーなんかできねーよ」南アフリカをW杯優勝に導いた小柄な男が持つ反骨心と日本へのリスペクト

【関連記事】「二度と行きたくない」薬物所持容疑のラグビー元豪州代表戦士が日本での勾留生活を明かす「人を失望させてしまった」
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号