専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
バレーボール

石川祐希が12得点と奮闘も実らず、チームはストレート負け。第3セットは判定に抗議も覆らず【CEV杯】

THE DIGEST編集部

2024.01.12

 ミラノは、石川がレフトからの一打を相手ブロックに吸い込ませて試合をスタートした後、僅かな点差で追いかける展開が続く。石川はバックアタックや技術と判断力を駆使した打球で奮闘。終盤にはサーブで味方のブロックを演出して1点差とする。相手のサーブミスでセットポイントをしのいだが、続くミラノのサーブもエラーとなり試合を先行された。

 高いクォリティーが光るザヴィエルチェの攻守とサーブに苦しみ、繰り返し連続ブレイクを許すなどして第2セットも落としたミラノ。第3セットは石川が開始と同時にレフト弾でラリーを制し、後がなくなったチームを鼓舞して序盤をリードする。ところが、サイドアウトが欲しい場面で、ラインを割った相手OHのアタックに審判がブロックタッチをコールする。ミラノは抗議するが、この試合ではチャレンジシステムがなかったため判定は変わらず6-6。以降、エース6本を叩き込まれるなどして反撃の機会を奪われ、完敗で試合を終えることになった。
 
 隙のない戦いぶりを見せたザヴィエルチェは武器のサーブを炸裂させてエース11本。OPブリトンが決定率68%をマークしたアタックで23得点、ブロック1本とエース3本を加え27得点を挙げた。一方、苦戦を強いられたミラノのレセプションは36%。ブレイクポイントは相手の31回に対して14回に留まった。

 石川は第1セットだけで7得点を挙げるなど、アタックのみでチーム最多の12得点を記録。厳しい戦いのなか、アタック決定率63%をマークしてミラノの最優秀選手に選出された。

 悔しい結果に終わったが、準々決勝本戦への可能性はまだ残されている。そのためにミラノは、まず1週間後にホームで行なわれる2ndレグで3‐0もしくは3‐1で勝利して勝点3で並ぶこと。それをクリアすれば、ゴールデンセット(15ポイント制)へ望みをつなぐことができる。

 リーグ5位ミラノの次戦はレギュラーシーズン後半3節(日本時間1月15日午前1時開始予定)。年明けからのアウェー3連戦を終え、久しぶりのホームで同9位チステルナ・バレーと対戦する。

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】16年ぶりの自力出場を決めた“龍神NIPPON”!笑顔の選手たちを厳選ショットで特集!

【男子バレーPHOTO】龍神NIPPONを牽引するキャプテン石川祐希の厳選ショット
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号