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格闘技・プロレス

英老舗ボクシング誌が井上尚弥vsネリのビッグマッチを熱望! 34年ぶり東京ドームでの開催は「スーパースターにふさわしい」と太鼓判

THE DIGEST編集部

2024.01.28

井上は昨年12月に2階級4団体王座統一に成功した。(C)Lemino/SECOND CAREER

井上は昨年12月に2階級4団体王座統一に成功した。(C)Lemino/SECOND CAREER

 ゆえに、「通算26勝0敗(23KO)のナオヤ・イノウエはスターだ。この上ないビッグスターである。日本でのスターであることは間違いないが、海外でも観客を魅了できる魅力を彼は持っている」と主張。ボクシング界のモンスターに最大級の敬意を表しながら、悪童との試合実現を熱望している。

「彼の次の試合、スーパーバンタム級のベルトの防衛戦が、5月に東京ドームで行なわれるかもしれない。東京ドームといえば、1990年にマイク・タイソン対ジェームス・ダグラスのヘビー級王座決定戦が開催されたことが有名で、収容人数は5万人近い。言い換えればキング、あるいはスーパースターにふさわしい会場なのだ。ルイス・ネリと対戦するイノウエは、まさにそのような存在になっている。彼は30歳にして、現在のボクシング界で最も注目されるファイターであることは間違いない」

 ワーセル氏はさらに、「イノウエが本当の意味でスーパースターになるためには、アメリカで定期的に試合をしなければならないという疑問もある」と指摘しており、日本以外でのタイトルマッチも視野に入れるべきだと持論を展開するも、「いずれにせよ、ひとつだけ確かなことがある。日本であろうと他の国であろうと、そして夜であろうと朝だろうと、ナオヤ・イノウエの試合は今のところ見逃せない」と断じて、記事を締めくくっている。
 
 両陣営の正式発表はないものの、ネリはすでに来るべき大一番に向けて臨戦態勢に入っている。井上が4団体王座統一を果たした後、ネリは自身のX(旧ツイッター)に「日本で会おうぜ!」と挑戦状とも受け取れるような文面を投稿。さらに1月26日にはミット打ちの連打を行なう練習動画も公開。モンスターを挑発するかのように余裕の笑みを浮かべたネリは、トレーナーが持つミットに向かってラッシュを繰り返した。

 ボクシング界を賑わす「モンスター」と「悪童」。2人のボクサーは東京ドームで相まみえるのか。両陣営からの正式な発表を待ちたい。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】モンスター対策はバッチリ!? ”悪童”ネリがミット打ちを公開
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