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「その笑顔がすべてを物語っている」――。歴史的死闘を演じた日本と中国の表彰式で起きた心温まる”ワンシーン”にWTT公式が感動【世界卓球】

THE DIGEST編集部

2024.02.25

中国(手前)は土壇場で6連覇の偉業を達成。日本(奥)は惜敗したが、試合後は笑顔が見られた。(C)WTT

中国(手前)は土壇場で6連覇の偉業を達成。日本(奥)は惜敗したが、試合後は笑顔が見られた。(C)WTT

 強豪同士が繰り広げた手に汗握る接戦は、大会公式からも賛辞が送られている。

 ワールドテーブルテニス(WTT)公式サイトは、この試合の寸評記事を配信。「忘れられない夜、中国が日本に3-2という並外れた勝利を収めた」と評すほど、過去最高の試合だと称えている。

 なかでも、タイトルが懸かった勝負の第5試合については「世界中が注目するなか、あとは陳夢とミワ・ハリモトが結果を残すのみとなった。国際舞台で初対決となる両選手は、勝者が優勝カップを手にするという、これ以上ない究極のゲームとなった」と記し、その緊張感を伝える。

 勝者が決まると、「陳夢は満面の笑みで観客に向かって拳を振り上げ、試合後にはチームメイトと抱き合って喜びを爆発させた。惜しくも敗れた日本だが、今日の英雄的なパフォーマンスは称えるべきだ」と日本の善戦にも触れている。
 
 加えて記事では、試合後に見られた日中の心温まるシーンを紹介している。

 表彰式で日本と中国、銅メダルを獲得したフランスと香港の選手、コーチたちが一緒にメダルを掲げて記念撮影に収まった様子を紹介。「その笑顔がすべてを物語っている」と綴り、公式X(旧ツイッター)にも写真を共有。投稿から約4時間弱で3万回の閲覧数を記録している。

 日本の夢を乗せた53年ぶりの快挙は、またしても卓球最強国に阻まれた。だが、そのリベンジの機会は5か月後のパリの舞台へとつながっている。

構成●THE DIGEST編集部

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