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モータースポーツ

角田裕毅、トラブルでの予選Q2敗退に「ただ普通の予選がしたい」と本音を吐露…専門メディアの見解は「新たな後退」「復調の小さな兆し」と二分

THE DIGEST編集部

2025.07.06

 各国専門メディアの報道を見ると、ブラジルのF1専門サイト『F1 MANIA』は「角田は今回も苦戦を強いられた。この結果は、今季に入って2台目のレッドブルのシートを引き継いで以来、低調なパフォーマンスが続く中で、新たな後退を意味している。予選12番手は第8戦モナコGP以来、自身最高順位ではあるものの、Q3進出は5月初め以来なし。レッドブル昇格以来、獲得したポイントはわずか7点で、チームメイトのペースについていけないでいる」と、かなり厳しい見解である。

『GRANDE PREMIO』も、「角田はあのレッドブルをドライブしながら、なんと6戦連続でQ3進出を逃すという信じがたい状況……。(中略)もちろん、この不調の全ての責任が彼にあるわけではない。しかしF1の世界は、待ってはくれない。ヘルムート・マルコ(レッドブル顧問)のような人物が関わっていれば、なおさらだ」と、ネガティブに綴っている。

 さらにオランダのF1専門サイト『RN365』も、「角田はまたしても予選で失望を味わうこととなった。英国でもQ3進出を逃し、苦戦は続いている。日本人ドライバーはベアマンの10グリッド降格によって11番グリッドから決勝をスタートすることになるが、これはフェルスタッペンとともにRB21をドライブする中での、さらに厳しい状況を象徴している」と伝えた。
 
 対して、英国のモータースポーツ専門サイト『CRASH』は「最近のレースと比べれば、今回の結果は角田にとって、改善を意味する。もっとも、フェルスタッペンがポールポジションから決勝スタートする中で、日本人ドライバーにも今季最高の予選結果を出せる可能性があった……」と良い面も挙げ、彼の「今週末は、これまでで一番クリーンな週末です」というコメントを紹介している。

 そして前出の『THE RACE』は、ホーナー代表の「マックスのポールラップに匹敵する素晴らしい出来」という角田への賛辞については「正直言い過ぎで、2人の間には明確な差があり、このコメントは誇張された表現だ」としながらも、そのパフォーマンスに対しては一定の評価を下した。

「実際のデータでも、角田はQ3進出に十分値する内容だったことが裏付けられており、今回の予選は小さな復調の兆しとも言える。フェルスタッペンほど速くはなかったが、その差を少しずつ詰めていた。FP3では0.5秒差だったが、Q1では0.4秒差に縮め、Q2でも問題がなければ0.3~0.4秒差まで迫れていた可能性が高い。今週末、フェルスタッペンが新型フロアを装着していたのに対し、角田は旧仕様だったことも考えると、レッドブルとしてはその差を歓迎すべきものと見ている」

構成●THE DIGEST編集部

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