40歳のドライバーに批判やネガティブな声も多く寄せられる一方で、復活を待望する声も少なくない。そして当の本人はハンガリーGP決勝後、「（サマーブレイク後の）再開を楽しみにしている。戻ってくるつもりだ」「アップグレードによって、確かな進歩は見られた。当然ながら、先頭集団のようにはまだ戦えていないのは残念だが、ルクレールはここ２戦で本当に強かった。車は確実に良くなっているから、僕もさらに力を引き出せるよう、努力を続ける必要がある」と意気込みを示している。 　今後のキャリアの展望としては、前出のウォルフ氏が「彼（ハミルトン）はどこにも行くべきではない。来季は（レギュレーションの変更により）車が完全に新しくなり、全く違うドライビングになる。新しいパワーユニットも導入され、エネルギー管理にも知的なアプローチが求められる。８度目のタイトルを狙える力があるかと訊かれれば、答えは『間違いなくある』だ」とフェラーリでのキャリアの続行を訴えた。スペインのスポーツ紙『MARCA』も全く同様の主張を展開した。

「2026年の車は、ハミルトンが2022年以降苦しみ続けているグラウンドエフェクトカーとは全く異なるコンセプトになり、フェラーリが新たなレギュレーションで最強チームになる可能性もある。それは誰にとっても、希望となり得る。加えて、年間6000万ドル（約94億円）の契約もあるのだから――」

構成●THE DIGEST編集部

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