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今年もメルセデスが強さを見せるか?ホンダのラストイヤー、アロンソの復帰にも期待!【F1展望前編】

甘利隆

2021.01.24

アルピーヌでアロンソが復帰。12月のF1ヤングドライバーテストでトップタイムをマークし、健在ぶりをアピールした。(C)Getty Image

アルピーヌでアロンソが復帰。12月のF1ヤングドライバーテストでトップタイムをマークし、健在ぶりをアピールした。(C)Getty Image

【アルピーヌ・F1チーム】
#14 フェルナンド・アロンソ
#31 エステバン・オコン

 マーケティング的な理由により『ルノー』からグループ・ブランドの『アルピーヌ』に名称を変更したチームのトピックは、2度のF1王者、フェルナンド・アロンソの復帰だろう。一旦、F1を離れる前は“現役最強ドライバー”の名を欲しいままにしていたスペインの英雄も7月には40歳を迎えるため、以前のスピードを維持しているか懸念されたが、2年のブランクがあることから特別に参加を許可された12月のF1ヤングドライバーテストでトップタイムをマーク。健在ぶりをアピールした。

 チームメイトとなる24歳のフランス人ドライバー、エステバン・オコンは昨年のサヒールGPで初ポディウムとなる2位フィニッシュ。ルノーのパワーユニットは出力でホンダを上回っているともいわれており、レース展開次第では再び表彰台争いを繰り広げる可能性も十分だ。
 
 昨年、2輪の最高峰カテゴリー、MotoGPでチームマネージャーとしてスズキをダブルタイトルに導いたダビデ・ブリビオが、レーシングディレクターとして加わったこともニュースとなった。他のメーカーに比べて予算の少ないスズキで振るった手腕をメルセデス、レッドブル、フェラーリに予算規模で劣る新生チームでも発揮できるかに期待が集まる。

文●甘利隆
著者プロフィール/東京造形大学デザイン科卒業。都内デザイン事務所、『サイクルサウンズ』編集部、広告代理店等を経てフリーランス。Twitter:ama_super

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