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キャリア10戦オール連対レモンポップが春のダート王に一番近い!? 一方、史上初参戦の外国馬は能力に疑問符【フェブラリーS】

三好達彦

2023.02.18

 その他で注目したい2頭を挙げておく。

 まずは、2歳時に全日本2歳優駿(JpnⅠ、川崎・ダート1600m)を勝った実績を持ち、前走のすばるステークス(オープン、中京・ダート1400m)では2着として復調気配を見せるドライスタウト(牡4歳/栗東・牧浦充徳厩舎)。

 次に、ダートの短距離重賞では上位争いの常連となった感があるレッドルゼル(牡7歳/栗東・安田隆行厩舎)。この2頭までを争覇圏内として評価したい。
 
 最後に触れておきたいのは、本レース史上初の参戦となる海外馬のシャールズスパイト(牡6歳/カナダ・R.アトフィールド厩舎)である。

 オーナーはJRAでも馬主資格を持つC.フィプケ氏で、トレーナーもカナダ競馬の殿堂入りを果たしている名伯楽と、輸送費なども自腹で参戦してきたことを見ても、物見遊山での来日とは考えづらいところではある。

 しかし、シャールズスパイトは基本的に芝コースを得意とする馬で、唯一のGⅠ勝ちはメーカーズマークマイルステークス(キーンランド・芝1600m)であり、高く評価されたブリーダーズカップマイル(GⅠ、キーンランド・芝1600m)も、やはり芝コースでのもの。ダート戦では2戦して3、5着と敗れている。

 ダートとは言っても、日米のトラックには特質に大きな違いがあるため、一概にダメとは言い切れないが、過信は禁物ではないかと見る。

文●三好達彦

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