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フィギュア

【GPファイナルの舞台裏】予定外だった4回転5本――羽生結弦の戦う姿勢がネイサン・チェンの心に火をつけた

THE DIGEST編集部

2019.12.13

 アメリカ選手権はイェール大学での2学期開始から12日後、世界選手権は春休み開始日から13日後にスタートするそう。普段はラファエルコーチからの指導を、ビデオチャットを通じて受けているが、カナダに向かう前には、十分な時間をとる予定だという。

 「このふたつの大会でもっと自分のスケートを良くすることができると信じている」と語るチェンは、スケートでの自身の価値を確信している。だが、2年目を迎えて格段に難しくなったという学業との両立については、少し弱音ものぞかせた。
 
「スケートの部分は去年と基本的に同じで、慣れた分、効率的にアプローチできるようになった。ただ、授業が難しくなったぶん大変なことは増えた。授業が難しいほど、勉強に費やす時間が増えるので……練習時間が圧迫されて、それはストレスになる。これまではうまく維持できているけれど、オリンピックが近づいてきたら、もっとスケートを優先する必要があると思う」

 チェンは、2022年の北京冬季五輪に参加する場合は、大学を休学する方針を明らかにしている。イェール大学にある休暇制度を活用して、本番に挑むつもりのようだ。

 同局は「結局、彼は何よりも、彼自身のスポーツ人生における最大のテストをパスしたいと考えているのだ」(『NBC Spots』)と、優秀な学生アスリートが覗かせた本音を伝えている。

構成●THE DIGEST編集部

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