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名牝系の血筋継ぐナミュールが8度目の挑戦で悲願の初V! “代打騎乗”で大仕事をやってのけた藤岡康太の手綱さばきにも拍手!【マイルCS】

三好達彦

2023.11.21

 ナミュールを管理する高野友和調教師は、「ゴールの瞬間は本当に嬉しくて、涙が出ました。2歳のGIから1番人気に推され続けていたので、なんとか勲章を、という気持ちでいたので、プレッシャーもありました」と語り、喜びもひとしおの様子を見せた。

 また、急遽の指名で大仕事を成し遂げた藤岡康太騎手は、ジョーカプチーノで勝った09年NHKマイルカップ以来、14年ぶりの嬉しいGⅠ制覇となった。同騎手は、「これだけの馬ですからナミュールのレースは見ていましたし、高野先生と打ち合わせをして、前走に乗っていたモレイラ騎手からも馬の特徴を聞いていたのでプレシャーはありましたが、いいイメージを持って乗れました」と振り返った。

 続けて、「道中の手応えはすごく良くて、あとはコース取りを間違わなければ(勝てる)という気持ちでした。本当に強かったです」と馬を称賛するとともに、騎乗を依頼してくれた関係者へ感謝の念を述べていた。
 
 2着のソウルラッシュと3着のジャスティンカフェは、ともにジョッキーが「一瞬は勝てるかと思った」と言うように、力を出し切っての結果。今後はGⅠの舞台での活躍が見込めるだろう。

 シュネルマイスターに関しては、以前からの課題だった出遅れ癖が響いた感がある。ただ、同じような位置取りだったナミュールに突き放されたのは事実。外見からは判断しづらい部分にウィークポイントがあったのかもしれない。

 安田記念を2着としたあと、約半年の休養に入り、本レースにはぶっつけで臨んできた前年の覇者セリフォスの背に乗った川田騎手は「力みが目立つ競馬になった」とコメントしているように、道中も鞍上で抑えながらの追走となった。その影響もあってか、直線ではいつもの粘りが見られずじまい。仮に次走で海外の香港マイル(GⅠ)へ参戦するならば、ひと叩きされての巻き返しが期待できるのではないか。

 プレビュー記事で筆者が推したダノンザキッド(牡5歳/栗東・安田隆行厩舎)だが、勝ち馬とは0秒3差の5着に終わった。直線半ば、進路を見つけてからは素晴らしい伸びを見せていただけに、最終コーナーから直線への捌きに、ややスムーズさを欠いたのが痛かった。こちらもシュネルマイスター同様、これからも狙うべき存在であるとの思いは変わらない。

取材・文●三好達彦

【動画】当日乗り替わりでのGⅠ勝利は史上初!藤岡康太が大仕事を果たしたマイルCS
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