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「今までで一番」友道調教師も脱帽! ジャスティンミラノの『成長力』は陣営の歴代ダービー馬以上! 紅一点レガレイラは“黄金コンビ”復活も、過剰人気に禁物

三好達彦

2024.05.25

 そして単穴には、NHKマイルカップ(GⅠ、東京・芝1600m)4着を経て臨んできたゴンバデカーブース(牡3歳/美浦・堀宣行厩舎)をピックアップする。

 昨夏の新馬戦(東京・芝1600m)、10月のサウジアラビアロイヤルカップ(GⅢ、東京・芝1600m)を連勝。高い評価を得たものの、年末のホープフルステークスを感冒で出走取消して休養に入った。出走態勢がなかなか整わなかったため、4月の皐月賞を回避し、5月のNHKマイルカップに出走。後続を千切った勝ち馬のジャンタルマンタル(牡3歳/栗東・高野友和厩舎)には0秒5差を付けられたが、2着のアスコリピチェーノ(牝3歳/美浦・黒岩陽一厩舎)とはクビ+クビ差の0秒1差に収めているのだから、悲観する結果ではない。

 これまで経験したマイル戦から一気に800mの距離延長は気になるが、新種牡馬の父ブリックスアンドモルタルはブリーダーズカップ・ターフ(米G1、芝2400m)など芝の中長距離G1を5勝しており、父系の血の裏付けはある。ダービーの大舞台では人気を落とすだけに、一発の魅力に溢れるこの1頭を見逃す手はないだろう。
 
 その他、先述3頭の相手として挙げておきたいのは以下6頭だ。

 皐月賞で4着まで詰め寄ったアーバンシック(牡3歳/美浦・武井亮厩舎)の地力は侮れず、凱旋門賞馬ソットサスの全弟という超良血馬シンエンペラー(牡3歳/栗東・矢作芳人厩舎)は、外国産馬として史上初の優勝を目指す。武豊騎手が手綱を取り続ける3連勝中のシュガークン(牡3歳/栗東・清水久詞厩舎)は、GⅠ7勝を誇るキタサンブラックの半弟という血統が魅力的。ダノンデサイル(牡3歳/栗東・安田翔伍厩舎)は京成杯(GⅢ、中山・芝2000m)で先述したアーバンシックを破っている。

 前走のプリンシパルステークス(L、東京・芝2000m)勝ち馬のダノンエアズロック(牡3歳/美浦・堀宣行厩舎)は、前めにつける競馬や展開次第では逃げの可能性を秘める。東京で3戦3勝の成績を誇り、コース相性も良い。デビューから3連勝で重賞を制したシックスペンス(牡3歳/美浦・国枝栄厩舎)は、馬主であるキャロットファーム、トレーナー、ジョッキー(川田将雅)の3つのハイ・ブランドが揃ったため人気は高いが、前走のスプリングステークス(GⅡ、中山・芝1800m)のレースレベルに疑問符が付くので、こちらはやや評価を下げたい。

取材・文●三好達彦

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