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ラグビー

次に日本代表キャップを刻むのは?【リーグワン】ネクストジャパン5選! 21日に開幕する新シーズンの注目株

向風見也

2024.12.20

2020年に来日したルーカスは、リーグワンで2度ベストフィフティーンを獲得。(C) Getty Images

2020年に来日したルーカスは、リーグワンで2度ベストフィフティーンを獲得。(C) Getty Images

●高本幹也
(東京サントリーサンゴリアス/スタンドオフ/171センチ・80キロ/23歳)

 一昨季まで帝京大の司令塔として選手権2連覇。リーグワン実質初年度の昨季は新人賞を掴んだ。飄々と防御を引き寄せながらのパス、意表を突く長短のキックを変幻自在に繰り出すさまが光った。加えて…。

「自分も、スペースがあれば走る気持ちは忘れていません」

 6月には、エディー・ジョーンズヘッドコーチ率いる日本代表の関連チームに招集された。しかし、その隊列は約1週間で離脱することとなる。いまは捲土重来を期す。

 自チームへ戻ってからは、フィットネスの強化に努める。昨季、ややガス欠の傾向があったためだ。

 週の初めに個人で走り込みメニューを採り入れ、高強度のゲームで80分間技術を発揮するのを目指す。

「数値も上がっていますし、感覚的にもグラウンドで走れる時間が増えている。ポジティブかなと感じます」
 

●アイザック・ルーカス
(リコーブラックラムズ東京/スタンドオフ・フルバック/180センチ・85キロ/25歳)

 母国のオーストラリアでは、前掲のホッキングスとともに年代別代表に選ばれてきた。

 来日したのは2020年のことだ。以来、この国きってのファンタジスタとして、リーグワンではベストフィフティーン賞を通算2度も獲得している。細かい動作を組み合わせ、狭い空間を瞬時に破る。

 本人は自身の特徴に「忙しくプレーする」こと、つまり運動量と局面への出現回数を挙げる。その強みを最大化するよう、練習がない日の炭水化物を摂る量を抑えて体脂肪を減らす。スピード系のトレーニングも重んじる。

 満を持してカテゴリA入りの今シーズンへは、キックの技術や蹴るか否かの判断力を磨く。敵に動きが読まれにくくなった状態で、インターナショナルゲームへ勝負するか。

「国際舞台でプレーするのは僕の目標です。(代表待望論があることは)嬉しいし、特別なことだと感じます。ただ、気取っていると思われたくはありませんが、いまはブラックラムズにとってのビッグシーズンが待っている。ただチームの勝ちにこだわっていきたいです」

文●向風見也(ラグビーライター)
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