イタリア代表で主将を務めたアンドレア・ルッケッタ氏に総評を願うと、「ペルージャは、氷上で足が滑って動けないような状態が続いていて残念だ。そして、そこから抜け出すための正解が見つけられずにいる。無駄な動きが目立ち、多くの場面で正確性を欠いている。ブロックと守備でセオリーが崩れ、トランジションと武器であるはずのサーブも不安定だ。特にトランジションと守備を向上させるための対策が必要に思える。その一方でヴェローナは、起用したアタッカー３選手が効果的に機能したことで、チームに活力をもたらした。役目を完遂したケイタにモジッチが加勢して２セット目からレベルを上げた。それでも、ペルージャのようなチームがブロック14本を浴びるなど、あってはならないことだ」と厳しい評価。
 
　最後に、「ペルージャにとっては苦々しい結果になったが、“より良いプレーをした方が勝利を持ち帰る”。それがすべてさ」と言い残した。

　翌日に行われた決勝は、準決勝でリーグ２位トレンティーノを倒したチヴィタノーヴァが、フルセットの末にヴェローナを退け、３季ぶりの優勝と同時にリーグ最多通算８冠目を手にした。

　ペルージャの次戦は、前節ですでに８強入りが確定したCEVチャンピオンズリーグ４回戦の最終戦(日本時間１月30日午前４時45分開始予定）。D組２位ハルクバンク・アンカラ（トルコ）をホームで迎え撃つ。

取材・文●佳子S.バディアーリ
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