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競馬

ドバイワールドカップデー4レースを大展望! 日本の総大将フォーエバーヤングら日本馬の勝機は? 強力な海外馬を独自診断

THE DIGEST編集部

2025.04.04

香港最強馬ロマンチックウォリアー。ドバイで再び日本馬と激突する。(C)Getty Images

香港最強馬ロマンチックウォリアー。ドバイで再び日本馬と激突する。(C)Getty Images

 1着賞金290万米ドル(約4億5000万円)のドバイターフは、サウジカップでフォーエバーヤングとの激闘の末、2着となった香港のロマンチックウォリアー(せん7歳/C.シャム厩舎)と、日本からの強者4頭が激突する。

 ウィリアムヒル社の前売り単勝オッズが1.62倍となっているロマンチックウォリアーは、初のダート戦だったサウジカップから、ここでは本来の舞台である芝レースへの参戦となるため、断トツの評価を受けるのは自然な成り行き。距離の1800mも、マイルから2000mまでを守備範囲とする本馬にとってはまったく問題ない。レイティング127ポンドという評価も納得の高さだ。

 こうしたロマンチックウォリアーの一強大勢を阻止せんと臨むのが日本馬4騎だ。なかでもソウルラッシュとリバティアイランドの2頭が注目を集めている。

 昨年のマイルチャンピオンシップ(GⅠ)勝ち馬であるソウルラッシュは12月の香港マイル(G1)の2着が高評価を受けて、レイティングは121ポンドと出走予定馬のなかで2位。ステップとして出走した中山記念(G2)を3着したのち、順調な上昇曲線を描いているという近況が伝わっている。

 一昨年の三冠牝馬であるリバティアイランドは、昨年のドバイシーマクラシックで3着に入っており、その後、年末の香港カップ(G1)でも2着に健闘。馬場や環境の変化への適応能力が高く、どこまでロマンチックウォリアーに迫れるかに期待したい。

 ブレイディヴェーグのレイティングは、リバティアイランドの117ポンドに対して115ポンドと遜色ない評価を受けている。1600mから2200mまでこなす馬だが、昨年の府中牝馬ステークス(GⅡ)を圧勝した1800mはベストの距離であろう。

 その他では、ゴドルフィン所属のネーションズプライド(牡6歳/C.アップルビー厩舎)。一昨年の本レース3着馬で、今年はプレップレースのシングスピールステークス(GⅡ)を制して復調をアピールしているだけにマークは外せない。
 
 ドバイゴールデンシャヒーンは日本馬にとって鬼門だが、矢作厩舎が送り出す3歳のアメリカンステージが参戦するのが話題。プレップレースのマハブアルシマール(G3、ダート1200m)では2着に食い込む健闘を見せている。成長著しい時期に参戦する成果やいかに?と期待を抱かせる一頭だ。

文●三好達彦

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