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ラグビー

【ラグビーW杯をヒット記事で振り返る!】「審判の25分間」を乗り越えてスコットランドにリベンジ達成。日本代表はどこまで歴史を塗り替えれば気が済むのか

吉田治良

2019.11.11

 前回大会を経験している福岡は、こう語る。
「4年前があったから、この結果がある。あの時、日本ラグビーも世界を相手に戦えることを示し、勝つ文化を根付かせたからこそ、この大会の自信を持ったプレーにつながっている。(試合終了の瞬間、ピッチに突っ伏した時は)本当に出し切った、本当にやり切った、そして歴史を変えられたという想いだった」

 もっとも、日本ラグビーの新たな地平を開いた男たちは、ここをゴールだとは微塵も思ってはいない。なにしろプール戦を4戦全勝、ティア1のアイルランド、スコットランドを下に見て、堂々の1位突破を果たしたのだから。

 堀江が淡々と口にする。
「(ベスト8は)目指していたところなんですけど、意外と行ったら行ったで、何も変わらへんかなって(笑)。また次の試合があるし、次も勝たなきゃいけないんで」
 
 準々決勝の相手は、4年前に“奇跡のジャイアントキリング”の餌食とした南アフリカだ。

 もはやジャパンのバックラインに不可欠な存在となった中村の言葉が、実に頼もしい。
「プレマッチ(9月6日の壮行試合)で負けたけど(●7-41)、戦ってみてすごく自信になった。そして、南アフリカとは本大会でも当たるだろうなと、あの時に感じていた。1位でプール戦を突破できると、僕だけじゃなくチームの全員がそう思っていた。だから、ようやく来たかって感じ。今度は勝てるイメージがしっかりとある」

 悲願のベスト8に到達してもなお、冷静さを失わない。彼らはいったい、どこまで駆け上がってしまうのだろう。歴史をどこまで塗り替えれば、気が済むのだろう。

 頼もしさを通り越して、少しだけ背筋が寒くなった。

取材・文●吉田治良(スポーツライター)

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