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バレーボール

バレーVリーグが新リーグに向け本格スタート。発想の転換と丁寧な説明で、脱退の動きも終息化

北野正樹

2023.07.11

倉敷アブレイズの鈴木秀生監督。写真:北野正樹

倉敷アブレイズの鈴木秀生監督。写真:北野正樹

 クラブライセンスの申請は、8月1日から11月30日まで。

 國分会長は「ライセンス交付規則が正式に決まって以降、チームからの相談も数多く寄せられています。11月末まで約5カ月間は、チームとコミュニケーションを深める良い機会にしたいと思います」と、申請までの準備期間にこれまで以上にチームとの信頼関係が深まることに期待を寄せる。
 
「今は仕事になっていますが、趣味はバレーボールです」という國分会長は、東大バレー部時代に高校の恩師に依頼され、出身地・埼玉の新設高校のコーチに就任。全日空入社後もバレー部でアタッカーやセッターを務め、監督兼任で55歳までプレーしたバレー人。

 日本バレーボール協会で強化を担当する矢島久徳・ハイパフォーマンス事業本部長は「選手の出身校などもよくご存じで驚かされます。バレー愛を感じますね」という。

 7月9日まで長野・松本市で開催された「サマーリーグ東部大会」では、若手選手らに気軽に声を掛け談笑する姿も見られた。

「警視庁と対戦したこともありますし、地域リーグ、実業団リーグの実情はよく知っています。多くのクラブ(チーム)が希望するライセンスを取得できるよう、相談に乗りともに解決していきたいと思います」

「ゴルフに例えれば、準備運動を済ませ、クラブを持ってティーグラウンドに上がろうとしているところでしょうか」

 約50年、バレーに携わり現場を知る國分会長には、新しいリーグが大きく曲がって“OB”にならず目標に向かって進んでいけるよう、さらなる“コースマネジメント”が求められる。

文●北野正樹(フリーライター)

【著者プロフィール】
きたの・まさき/2020年11月まで一般紙でプロ野球や高校野球、バレーボールなどを担当。関西運動記者クラブ会友。

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