■食生活について
――狩野さんの現役時代の食生活は?
私もともと好き嫌いがすごく多くて、食事が楽しくなかったんです。でも「食事もトレーニング」だと思って食べるようにしていました。
食事自体をもっと楽しめていたら、競技につながるポジティブな影響もあったんだろうなと思うので、幼少期から好き嫌いをなくすように工夫することがすごく大事だと改めて感じます。私の場合は、親が「食べたくないんだったら仕方ない」というスタンスだったので、甘えてしまいましたね(笑)。
――狩野さんは何が嫌いなんですか?
野菜ですね。人参やカボチャ、ピーマンなど緑黄色野菜はあまり好きじゃないし、生野菜のサラダも「食べなくていい」と言われるなら食べないです。15歳から寮に入ったので、それまではホントに野菜を食べた記憶がありません。日本代表に選ばれてからは、合宿時に食べる順番があって、まずサラダ大盛りから入るんです。それが自分にとっては地獄(笑)!そこから一向に食が進まなくなっていました。
火が通っていれば野菜も食べられることに気づいてからは、温野菜とか蒸野菜、鍋物で摂るように心がけました。温野菜や蒸野菜なら好きなタレやドレッシングをかければおいしく食べられますし、鍋も大好き。今はドレッシングなどもいろんな種類が出ていますし、「自分がこういう食べ方だったら沢山の量を取れる」という方法を発見することが大事なのかなと思います。
――野菜に近い食材ですがきのこは食べますか?
きのこは大好きです。キノコの中ではマツタケだけが食べられないですが、しめじやえのき、エリンギなど全部好き。安上がりなタイプなんです。これまでキノコでビタミンを補っていたのかもしれませんね(笑)。
鍋を食べる時には、山ほどキノコを入れます。体によくて、ビタミン豊富で低カロリー、しかも満腹感があるということで、アスリートの強い味方です。代表のメンバーも好んで食べていました。
――きのこには腸内環境を整える効果と言われています。意識することはありますか?
私はもともとお腹がそんなに弱い方ではないので、腸内環境を整えるためにキノコを食べるということはしていませんでしたが、「今は高カロリーを摂りたくないな」「体を軽くしたいな」と思う時にはキノコを多めに食べるようにはしていました。
――引退後にはアスリートフードマイスターの資格も取られたそうですね。
現役を離れてから、各地でバレーボール教室を開いたり、普及活動に参加する中で、子供たちや親御さんに対しても栄養指導の機会があるんです。そういう場に何の知識もない状態で行くのは失礼だと思って、資格を取りました。
アスリートの食事管理というのは、自分自身がずっと経験してきたことで、それが正しかったのかどうかを再確認する意味でも、勉強するのはすごく良いことだなと思いました。
私のような野菜嫌いの子供でも、調理方法だったり、味付け、食材の組み合わせなどで結構食べられるようになる。「こういうアイディアもありますよ」とアドバイスできるのは大きいですし、実際に取り組んでもらえるのも嬉しいですね。
――狩野さんと同じく苦手な食材が多い子どもを持つも多いと思いますが、ご自身の経験から苦手を減らすための取り組み方はありますでしょうか?
「この野菜を食べると体のこういう部分にプラス効果があるんだよ」「役に立つ食べ物なんだよ」と知識も一緒に教えてもらえたら、もっと食べようと思ったのかもしれません。理由なく「これは食べないとダメ」「残しちゃダメ」と頭ごなしに言われると、子供はどうしても「嫌だ」となります。「絶対に食べたくない」と反発することも多いのではないでしょうか。自分自身もそういうところがあったので、反面教師にしないといけないなと感じますし、経験を生かしながら栄養指導をするようにしています。
――狩野さんの現役時代の食生活は?
私もともと好き嫌いがすごく多くて、食事が楽しくなかったんです。でも「食事もトレーニング」だと思って食べるようにしていました。
食事自体をもっと楽しめていたら、競技につながるポジティブな影響もあったんだろうなと思うので、幼少期から好き嫌いをなくすように工夫することがすごく大事だと改めて感じます。私の場合は、親が「食べたくないんだったら仕方ない」というスタンスだったので、甘えてしまいましたね(笑)。
――狩野さんは何が嫌いなんですか?
野菜ですね。人参やカボチャ、ピーマンなど緑黄色野菜はあまり好きじゃないし、生野菜のサラダも「食べなくていい」と言われるなら食べないです。15歳から寮に入ったので、それまではホントに野菜を食べた記憶がありません。日本代表に選ばれてからは、合宿時に食べる順番があって、まずサラダ大盛りから入るんです。それが自分にとっては地獄(笑)!そこから一向に食が進まなくなっていました。
火が通っていれば野菜も食べられることに気づいてからは、温野菜とか蒸野菜、鍋物で摂るように心がけました。温野菜や蒸野菜なら好きなタレやドレッシングをかければおいしく食べられますし、鍋も大好き。今はドレッシングなどもいろんな種類が出ていますし、「自分がこういう食べ方だったら沢山の量を取れる」という方法を発見することが大事なのかなと思います。
――野菜に近い食材ですがきのこは食べますか?
きのこは大好きです。キノコの中ではマツタケだけが食べられないですが、しめじやえのき、エリンギなど全部好き。安上がりなタイプなんです。これまでキノコでビタミンを補っていたのかもしれませんね(笑)。
鍋を食べる時には、山ほどキノコを入れます。体によくて、ビタミン豊富で低カロリー、しかも満腹感があるということで、アスリートの強い味方です。代表のメンバーも好んで食べていました。
――きのこには腸内環境を整える効果と言われています。意識することはありますか?
私はもともとお腹がそんなに弱い方ではないので、腸内環境を整えるためにキノコを食べるということはしていませんでしたが、「今は高カロリーを摂りたくないな」「体を軽くしたいな」と思う時にはキノコを多めに食べるようにはしていました。
――引退後にはアスリートフードマイスターの資格も取られたそうですね。
現役を離れてから、各地でバレーボール教室を開いたり、普及活動に参加する中で、子供たちや親御さんに対しても栄養指導の機会があるんです。そういう場に何の知識もない状態で行くのは失礼だと思って、資格を取りました。
アスリートの食事管理というのは、自分自身がずっと経験してきたことで、それが正しかったのかどうかを再確認する意味でも、勉強するのはすごく良いことだなと思いました。
私のような野菜嫌いの子供でも、調理方法だったり、味付け、食材の組み合わせなどで結構食べられるようになる。「こういうアイディアもありますよ」とアドバイスできるのは大きいですし、実際に取り組んでもらえるのも嬉しいですね。
――狩野さんと同じく苦手な食材が多い子どもを持つも多いと思いますが、ご自身の経験から苦手を減らすための取り組み方はありますでしょうか?
「この野菜を食べると体のこういう部分にプラス効果があるんだよ」「役に立つ食べ物なんだよ」と知識も一緒に教えてもらえたら、もっと食べようと思ったのかもしれません。理由なく「これは食べないとダメ」「残しちゃダメ」と頭ごなしに言われると、子供はどうしても「嫌だ」となります。「絶対に食べたくない」と反発することも多いのではないでしょうか。自分自身もそういうところがあったので、反面教師にしないといけないなと感じますし、経験を生かしながら栄養指導をするようにしています。