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ラグビー

元日本代表が考える優勝チームは? 3つの条件を高次でクリアするのは3チーム!カギを握る準々決勝の注目カードは?【ラグビーW杯】

向風見也

2023.10.06

予選プールでも対戦したアイルランドと南アフリカ。この時はアイルランドが勝利を収めたが、後藤氏は決勝で再戦することがあれば南アフリカが優位と見る。(C) Getty Images

予選プールでも対戦したアイルランドと南アフリカ。この時はアイルランドが勝利を収めたが、後藤氏は決勝で再戦することがあれば南アフリカが優位と見る。(C) Getty Images

 その南アフリカ代表を予選プールで13―8と下したのが、もうひとつの有力株であるアイルランド。ジョナサン・セクストンという老練な司令塔がいて、攻撃陣形の幅、並びを工夫し、南アフリカの飛び出す防御の穴を突いていた。サモアにルーツを持つバンディ・アキら、力強い突破役のポテンシャルを存分に引き出せる。
 

 決勝トーナメントでは過去3度優勝のニュージーランドとぶつかる公算が高い。通称オールブラックスことニュージーランド代表はかねて「3」の領域で彩り豊かだが、司令塔団の安定感からアイルランドが優勢だと後藤さんは見る。

 ただし、もし本稿の流れ通りに南アフリカ、アイルランドが決勝に上ってきたなら、勝つのは南アフリカだと考える。南アフリカには、まだ見ぬ「1」の領域で期待大なのだという。

「(直近で対戦があった場合は)負けている方が変化をさせやすい。(アイルランドが南アフリカの防御が破ったシーンについても)南アフリカがディフェンスシステムを変更し、次は止めることができる」

 物事の原理原則、背景を抑えれば、優勝予想はかくも深く面白い。約1時間の質疑に応じてくれたうえ、「もしこれで外れても、『どの理屈の部分が実際とずれたのか』と説明ができますね」。想定外の結末すら楽しめると言いたげだ。

取材・文●向風見也
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