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海外サッカー

偉大すぎる父との比較や中傷に苦しんだキャリア…トッティの息子が19歳でサッカー選手を引退! ジダン、マルディーニ、ペレらの二世も味わった苦難

THE DIGEST編集部

2025.07.30

フランチェスコ・トッティ(右)と息子のクリスティアン(左)。(C)Getty Images

フランチェスコ・トッティ(右)と息子のクリスティアン(左)。(C)Getty Images

 今も昔もサッカー界に多くの「二世選手」が存在するが、優れたDNAを受け継いで親同様の活躍を見せる者もいれば、満足のいく結果を残せずにユニホームを脱いだ者もいる。

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 キャリアは三者三様だが、ほぼ共通するのは他の選手以上のプレッシャーに苛まれる点だ。親が輝かしい実績を残していれば残しているほど、その子どもが同じ道を歩めば、人々は大きな期待を寄せる。しかし、この重圧が二世選手を苦しめ、時に輝きを奪ってしまう。

 7月26日、イタリア・サッカー、そしてローマのレジェンドであるフランチェスコ・トッティの長男クリスティアンが、19歳にしてサッカー選手のキャリアに幕を閉じたと明かした。サルデーニャ島の地元紙『La Nuova』のパオロ・アルドビーノ記者の電話取材に対して、「もういいんだ。引退する」と語った。
 
 父親が世界王者の一員となった2006年ドイツ・ワールドカップの前年にローマで生まれたクリスティアンは、キャリアの初期を父の生涯一クラブであるローマの下部組織で過ごし、フロジノーネ、スペインのラージョ・バジェカーノのユースチームを経て、セリエDのアベッツァーノ、オルビアでプレーしたが、24年12月に契約解除してからは無所属だった。

 今後については、父が設立し、叔父のリッカルドが運営する「トッティ・サッカースクール」で新たな役職に就く予定だ。ゼネラルマネジャーを務めるクラウディオ・ドゥリッセとともに、若手選手の発掘や育成に関わるという。

 早すぎる引退を決断する過程で、やはり父の偉大すぎる功績がもたらす重圧があったと複数の現地メディアが報じている。しつこいほどの父との比較だけでなく、SNSでは自身の“外見”に対しての根拠のない批判も多く受けたと告白している。
 
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