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海外サッカー

「評価や期待が以前より低くなった」疲労と怪我で精彩を欠く久保建英、現地紙が「レギュラー落ち」の危機指摘

THE DIGEST編集部

2025.11.27

ソシエダではレギュラーの座が危うくなってきた久保。(C)Getty Images

ソシエダではレギュラーの座が危うくなってきた久保。(C)Getty Images

 レアル・ソシエダの久保建英は現地11月22日に行なわれたラ・リーガ第13節のオサスナ戦(3-1の勝利)で60分からピッチに登場し、今季通算11試合目の出場を果たしている。

 10月中旬に足首を痛めて公式戦3試合を欠場した後、11月7日の12節エルチェ戦でスタメン復帰を果たし、今年最後の代表ウィークではガーナ戦、ボリビア戦の両方で主力としてアシストも記録、連勝に貢献したが、この敵地パンプローナでのオサスナ戦ではコンディションを考慮されて、ベンチスタートとなった。

 30分間のプレーでは、幾つかのチャンスを味方に提供し、自らもドリブルから決定的な場面を迎えたが、シュートはGK正面に飛んだ。そんな背番号14に対して、マドリードのスポーツ紙『Marca』は3点満点の採点で「1」止まりとし、『AS』紙も同採点を与えたが、こちらは個別評価において「いいプレー時間を過ごし、オサスナに脅威をもたらした。アディショナルタイムにはゴールも決めかけた」と、ポジティブに振り返っている。

 また、サッカー専門サイト『EL Desmarque』は10点満点の採点で及第点の「6」を付与して、「クオリティーの高いプレーを幾つか披露し、相手に脅威を与えようとした」と寸評。対してバルセロナのスポーツ紙『Mundo Deportivo』は、「日本人アタッカーは後半に出場したが、リズムを掴むのに苦労した」と綴って「不十分」と久保の30分間を総括した。ソシエダの地元バスク・ギプスコアの日刊紙『Noticias de Gipuzkoa』は、「ゴールへの強い意欲を持って途中出場したが、達成できず。シュートは弱かった」と評した。
 
 続けて『Noticias de Gipuzkoa』は久保について、「日本代表としての遠征、足首の負傷、そしてパフォーマンスの低下により、一部のファンが彼に対して抱いていた非常に高い評価や期待が、以前より少し低くなった。今季ここまでまだ1得点のみで、アシストはゼロ。ちなみに昨季も、ラ・リーガではアシストは記録していない。代表で疲れて戻ってくれば、誰かに先発の座を奪われるリスクがあることを理解する必要がある」と厳しい見解を示した。

 久保の代わりになりうる選手として同紙が挙げたのが、FWゴンサロ・ゲデスだ。両サイドのプレーに対応し、切れ味鋭いドリブルで局面を打開するウインガーは「期待を抱かせるような安定飛行に入ろうとしている。前線全体を動き回り、意外性をもって出現するタイプとしての能力を発揮している。久保が足元でドリブルしながら斜めに切り込むタイプなのに対し、このポルトガル代表FWは、相手が予期していないタイミングと場所で裏を取る。非常に興味深い選手だ」と高い評価を下している。

 今週末に向けては、「パンプローナでは特に光る活躍はなかった久保だが、次節で先発出場する可能性は排除されていない」と報じられている。一方でゲデスについても「マルセリーノ監督率いるビジャレアルとの一戦でスタメンを外れれば、彼が落胆するのは当然だ」としており、今後はこのポジションでも争いが激化する可能性を示唆した。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】オサスナ戦ハイライト、ゲデスの決勝弾でソシエダが勝利!久保登場は4:50あたりから

 
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