超逸材アタッカーが怒っている。カタール・ワールドカップ（W杯）に参戦中のセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホビッチだ。
【画像】ヴラホビッチとの不倫説が報じられたセルビア代表GKの妻が見せた写真をチェック

　勝点１でグループGの最下位に沈むセルビアにあって22歳の点取り屋は、怪我の影響から出場時間はわずか24分。大会前に期待された活躍を見せられていない。そうしたもどかしい状況下にある彼に予期せぬ疑惑が浮上した。それは代表のチームメイトである妻との不倫である。

　現地時間11月29日に英紙『Daily Mail』など複数の欧州メディアによれば、ヴラホビッチは、セルビア代表の第２GKを務めているプレドラク・ライコビッチの妻アナ・カキッチさんと不倫関係にあり、それがチームの和を乱しているというのだ。

　グループ敗退の危機に瀕しているセルビア。そんな崖っぷちの状況に追い打ちをかけるような報道は、瞬く間に拡散。SNS上ではさまざまな憶測を呼んでいる。無論、ヴラホビッチはこれを真っ向から否定。30日の会見で「全くもって馬鹿げてる。僕らは今までにないぐらいに団結しているんだ」と強く訴えた。

「自分の名声と誠実さを守るためにも法的措置を取るつもりだ。こんなことは今に始まったことじゃない。こんな大事な試合前だからこそチームを応援してほしいと願っていたのに、それとは関係ない話をさせられているのは、馬鹿げているよ」
  　さらに語気を強めて、「そういうことを報じたり、拡散する連中っていうのは人生で何も成し遂げなかった空っぽの経歴の持ち主だ」と怒りを滲ませたヴラホビッチは、「そういう人間は常に小さな人間であり、日々それを証明しているんだよ」と皮肉った。

　もっとも、国内での不安は募る一方である。セルビア紙『Nportal』は「陰謀論をキッカケにチームの和は乱れつつある。選手の妻が原因で、一部の選手とストイコビッチ監督との間に軋轢が生じたとされるのだ」と危機感を煽っている。

　果たして、「全てが嘘だ」と訴えたヴラホビッチは、勝点２差で追うグループ２位スイスとの“直接対決”で、鬱憤を晴らす活躍を見せられるのか。結果次第では逆風はより強まっていきそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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