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海外サッカー

プレミアリーグ2位の成長率!! 15年でクラブの価値が約60%も上昇したブライトンで三笘薫の市場価格も1年半で16倍に

THE DIGEST編集部

2024.01.23

急成長を見せるブライトンとともに飛躍した三笘。今後のさらなるステップアップにも期待したい。 (C) Getty Images

急成長を見せるブライトンとともに飛躍した三笘。今後のさらなるステップアップにも期待したい。 (C) Getty Images

 プレミアリーグのブライトンは今季、1901年のクラブ創設以来初となる欧州カップ戦(ヨーロッパリーグ)に出場し、「二足のわらじ」を履く状況で怪我人が続出するなど、初めての経験を味わっているところだ。

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 プレミアリーグでは20試合を終えた段階で8勝7分け5敗の8位とやや苦戦している面は窺えるものの、今季のブライトンがひとつの高みに達したことは間違いなく、この隆盛を来季以降も維持することが現在の課題である。怪我人が徐々に回復し、現在は母国代表チームに合流している三笘薫やシモン・アディングラが復帰するシーズン終盤戦の巻き返しに注目が集まる。

 十数年前には3部リーグに相当するフットボールリーグ1に属していた地方クラブが、2017年にプレミアリーグに昇格し、そこからこの世界最高峰と言われる舞台に留まり続け、ここ数年は大飛躍を遂げるに至ったサクセスストーリーにおいて、2009年の実業家トニー・ブルームによるクラブ買収は重要な出来事であり、「シーガルズ」は多くの改革を経て成績だけでなく、その価値も上げていった。

 イギリスのサッカー専門サイト『Football365』は、プレミアリーグの全20チームが現体制(オーナー)となってからどれだけ価値を高めたかを、クラブ買収額と移籍専門サイト『TransferMarkt』による現在のクラブ市場価格の差額から付加価値(%)を算出し、ランク付けしているが、以下の通り、ブライトンは2位につけている。

1位:ルートン・タウン 76.3%
2位:ブライトン 60.2%
3位:ブレントフォード 54.7%
4位:フルアム 40.9%
5位:アーセナル 38.3%
6位:クリスタル・パレス 37.6%
7位:アストン・ビラ 34.6%
8位:ノッティンガム・フォレスト 32.5%
9位:マンチェスター・シティ 23.3%
10位:リバプール 23%
11位:バーンリー 22.6%
12位:ウォルバーハンプトン 19.1%
13位:ボーンマス 16.9%
14位:エバートン 16.6%
15位:トッテナム 13.8%
16位:ニューカッスル 11.6%
17位:シェフィールド・ユナイテッド 5.2%
18位:ウェストハム 1.5%
19位:チェルシー -5.3%
20位:マンチェスター・ユナイテッド -17.9%

 ブルーム・オーナーが前任者ディック・ナイトからクラブ株式の75%を取得した際に費やしたのは1億9547万ユーロ(約315億円)とのことで、ブライトンの現在の市場価格は4億9060万ユーロ(約790億円)。約15年間で、2億9513万ユーロ(約475億円)も価値を上げたということになる。
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