ロサンゼルス・ドジャースのムーキー・ベッツは、今季開幕から打撃不振に苦しみながらも、チームの中心選手として試練と向き合い続けている。

　ベッツは今季ここまで105試合に出場し、11本塁打、48打点、打率.236、出塁率.307、OPS.670と本来の輝きを欠いている。しかし、現地８月４日（日本時間５日）からのセントルイス・カーディナルスとの３連戦では、12打数４安打（うち二塁打２本）で打率.333と打撃復調の兆しを見せかけている。
  　復調を掴むきっかけの裏には、あるチームメイトの支えがあった。専門メディア『Dodgers Nation』のダグ・マッケイン記者によると、ベッツのコメントを次のように紹介。ドジャース打線を支える不屈のMVPプレーヤーに感謝の思いを語っている。

「同じように苦しんでいる仲間と話せるのはいいことだよ。フレディ・フリーマンはいつもそばにいて、私を支えてくれる。私が思っていることを伝えると、彼はいつでも耳を傾けてくれる。いつも味方なんだ。昔からずっとそうだ」

　主に３番、４番を任されるフリーマンもベッツ同様に６月は打率.200、７月は打率.253と極度の打撃不振に陥っていた。しかし、８月はここまで６試合で24打数11安打の打率.458、２本塁打、７打点、OPS1.215と打撃は上昇。カーディナルスとのカード初戦（４日）では13号ソロホームランを放ち好調を維持している。

　苦しみを共有するドジャースのMVPコンビ。ベッツの今後の巻き返しに期待がかかる。

構成●THE DIGEST編集部

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