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ドジャース“継投ノーヒット”ならず 9回に初安打浴びた救援スコットにLA記者は嫌味「球場からブーイング」「2試合でノーヒッターを失った」

THE DIGEST編集部

2025.09.09

9回に登板したスコット。ノーヒット継投を途切らせた。(C)Getty Images

9回に登板したスコット。ノーヒット継投を途切らせた。(C)Getty Images

 現地9月8日、ロサンゼルス・ドジャースは本拠地でのコロラド・ロッキーズ戦に3対1で勝利。4安打と苦戦しながら終盤7回に大谷翔平の爆速二塁打をきっかけに逆転した。先発タイラー・グラスノーが7回まで無安打1失点11奪三振の快投をみせたが、9回に左腕タナー・スコットが1安打を浴び、継投による”ノーヒットワンラン”を逃した。

 5日の登板を回避したグラスノーが2回の犠飛による1点だけに抑え7イニングを無安打。さらに2番手のブレイク・トライネンが1イニングを無安打無失点でつないだ。

 2点リードで迎えた9回、継投によるノーヒット達成がかかった3番手はスコットが登板。しかしベテラン左腕は先頭のライアン・リッターに左越え二塁打を浴び、記録は途絶えた。このあと無死二塁のピンチを背負ったが、後続を遊直、遊ゴロで2アウト。最後はハンター・グッドマンを三直で切り抜け、グラスノーが今季2勝目。スコットは21セーブ目を挙げた。
 
 山本由伸の今季12勝目を帳消しにしたトライネン、スコットの背信登板にかけたデーブ・ロバーツ監督の執念ともいえる采配で白星を手にしたドジャース。専門メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は地元チームの勝利を伝えるも、同地区最下位に低迷するロッキーズに4安打3得点での勝利は素直に喜べていない。

 同記者は自身のXに「タイラー・グラスノーは7回までノーヒット投球を続けていた。彼は105球を投げ、11奪三振。ヨシノブ・ヤマモトは(6日のオリオールズ戦で)8回2/3をノーヒットに抑えた。ドジャースの先発投手陣は驚異的な投球を見せている。打線は大きく奮起する必要がある」と指摘。特に同点直後の6回、1死満塁で追加点を奪えるチャンスで凡打した打線に注文をつけた。

 さらに継投ノーヒットを打ち消した背番号66についても言及。「スコットが9回にドジャースの継投ノーヒットを崩した。彼はドジャー・スタジアムでブーイングを受けている。チームは過去3試合のうち2試合で9回にノーヒッターを失っている」と、ピリッとしない左腕に向け嫌味を綴った。

 地元記者から非難されても仕方ないほど、直近のスコットのパフォーマンスは低空飛行だ。敵地で行なわれた5日のオリオールズ戦は同点で迎えた9回にサヨナラ弾を浴び負け投手に。さらに6日の同カードでは、先発の山本由伸がノーノー寸前の9回2死からソロ本塁打を打たれ、8回2/3を1安打1失点で降板。2アウトで後を継いだトライネンが連続四死球で押し出しを与え1点差にされると、再びスコットに火消しを託したが2点適時打を浴び、まさかの逆転サヨナラ負けを喫していた。

 それ以来2人の継投だったが、なんとかこの日はドジャースがリードを守り切った。ただ、地区2位サンディエゴ・パドレスもサヨナラ勝ちしたため、両チームのゲーム差は1のまま。最終盤まで地区優勝、ポストシーズン争いは熾烈を極めそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】“ノーノー継投”を打ち消した左腕スコット…

【記事】「スコットと契約できなかったのは、逆に幸運だった」カブス地元メディアが安堵「ドジャース史に残る“大崩壊”の仕上げ役」
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