ロサンゼルス・ドジャースがナ・リーグ優勝決定シリーズでミルウォーキー・ブルワーズをスイープで退け、2年連続リーグ王者に昇りつめた。現地10月24日から開幕するワールドシリーズ(WS)において、MLB球団では25年ぶりとなる連覇への挑戦権を得た。
シーズン総決算となる頂上決戦。ア・リーグ覇者はまだ決まっていないが、米国内ではドジャースのWS連覇に注目が集まっている。そんな中、メジャー公式サイト『MLB.com』は3度のWS制覇を経験しているドジャースのムーキー・ベッツを特集。4度目となる世界一への挑戦を追っている。
記事ではベッツのことを「WSで勝つために必要な要素を熟知している男」と高く評価。もしドジャースがWS連覇を成し遂げれば、ベッツはメジャー現役選手のなかでチャンピオンリングを4つも所持する唯一の選手となる。同選手が初めて世界一を経験したのは2018年のボストン・レッドソックス時代からで、そこからドジャース移籍後での20年と24年で計3度のWS制覇の栄誉を掴んでいる。
昨季王者として迎えた今シーズン、ベッツはキャンプ終盤でのウイルス感染に襲われ体重が約10キロも減少。4月に東京ドームで行なわれたシカゴ・カブスとの開幕シリーズを直前で欠場するほどコンディションを大きく崩した。米本土に戻ってからも、本来のパフォーマンスを発揮しきれない時期が長く続いた。記事では苦境だったシーズン前半戦について、「順風満帆ではなく、シーズン前半の3分の2ほどは打撃不振に苦しんだ」などと、メジャー12年目を迎えたキャリアの中で最も苦しい時期にあたると振り返る。
それでもベッツは、シーズン中盤から攻守で存在感を発揮。個人として18年のア・リーグMVPや右翼手としてゴールドグラブ賞6回といった輝かしい経歴があるにもかかわらず、今季は遊撃手への転向に挑戦。当初は慣れないポジションでの動きに苦労したが、コーチや同僚ミゲル・ロハスの熱心なアドバイスもあり徐々に適応。今では鉄壁の守備範囲でカバーし、今季の遊撃手部門ゴールドグラブ賞ファイナリストに選出された。たゆまぬ努力を欠かさないベッツの人間性について『MLB.com』は、こう称える。
「ベッツは個人の実績を強調することをあまり好まない人間であるが、ドジャースが王座を守ることについては、はっきりと口にしていることがある。『俺たちはみんな、WS制覇が最終目標だと理解しているし、チーム全員がそれに向かっている。長らく誰もやっていない快挙だからこそ、達成できたら誇りに思えるね』と連覇への意欲を口にしている」
同メディアは激動だったベッツの今季を振り返りながら、「一度勝つだけでも難しい。2年連続となれば、さらに次元が違う。キャリアでチャンピオンリングを4度獲るとなれば、もはや別格の領域だ。それもドジャースが連覇することで達成するなら、なおさらだろう」と記し、偉業達成に期待を寄せている。
ドジャースの主軸のひとりとして先頭に立ち、ときには強いリーダーシップを発揮してきたベッツ。球団史上初となるWS連覇へのけん引役として、最も相応しい存在と言えるだろう。
構成●THE DIGEST編集部
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ドジャースの主軸のひとりとして先頭に立ち、ときには強いリーダーシップを発揮してきたベッツ。球団史上初となるWS連覇へのけん引役として、最も相応しい存在と言えるだろう。
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