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「ショウタのQO受諾は、カブスがチャンスを逃す言い訳にならない」と地元メディアが大型補強に期待 球団が「有力投手に関心を寄せている」との情報も

THE DIGEST編集部

2025.11.21

QOを受諾した今永。26年シーズンはどのような成績を残すか。(C)Getty Images

QOを受諾した今永。26年シーズンはどのような成績を残すか。(C)Getty Images

 シカゴ・カブスの地元メディア『Bleacher Nation』は現地11月19日、今永昇太のクオリファイングオファー(年俸2202万5000ドル=約35億円=の1年契約/QO)受諾を受けて記事を配信。先発投手の補強を引き続き目指す必要があると主張した。

 同メディアは今永のQO受け入れ後もまだ、ぜいたく税の年俸上限まで5000万ドル(約79億円)以上あると説明。「ショウタ・イマナガのQO受諾は、カブスが大きなチャンスを逃す言い訳にならない」と球団の積極補強を期待した。

 ただ、同メディアの懸念は杞憂に終わるかもしれない。米スポーツ専門メディア『The Athletic』は同日に今永残留を報じた記事内で、球団が先発投手の補強に取り組む姿勢を見せていると伝えている。
 
「カブスはすでに、フランバー・バルデス、ディラン・シース、マイケル・キング、レンジャー・スアレス、ザック・ギャレンといったQOを断った有力投手に関心を寄せている。イマナガが残留しても、シカゴのフロントオフィスは投手力が組織の最優先課題であると明言した」

 カブスは2025年シーズン、5年ぶりにポストシーズンに駒を進めたものの、地区シリーズで同地区ライバルのミルウォーキー・ブルワーズに最終第5戦で敗れて、9年ぶりの世界一は叶わず。今永は地区シリーズ第2戦に先発した今永は2回2/3で2被弾を含む5安打4失点とチームに貢献できなかった。

 2025年シーズンは後半戦以降、不安定な出来が目立った日本人左腕の残留の決断が、チームにとって吉と出るか凶と出るか。チームをできる限り良い方向へ向かわせるためにも、球団が積極補強に乗り出す必要があるのは確かだ。

構成●THE DIGEST編集部

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