大谷翔平（ロサンゼルス・エンジェルス）がメジャー首位を走る本塁打争いが熱い。

　米放送局『Fox Sports』のマーティン・ロジャース記者は現地時間７月１日、「メジャーリーグの本塁打争いはスリリングで、爽快で、本当に楽しい」と銘打った記事を掲載。28本塁打の大谷翔平や、それに続くフェルナンド・タティスJr.、カイル・シュワーバー、ブラディミール・ゲレーロJr.、ロナルド・アクーニャJr.らの活躍を特集している。

　記事内では、同メディアでアナリストを務めるベン・バーランダー氏のコメントを紹介。「これらの選手は信じられないほど刺激的で、野球の見方や描写を変えている」と言及しており、大谷に関しては「人々がテレビをつけているのはエンジェルスを見るためではなく、地球上で最も素晴らしい選手であるオオタニを見るためなんだ」と紹介した。
  　また、同記事では今季のメジャーで起きている「興味深い変化」を指摘しており、ファンが以前より“チームの勝敗”だけでなく、”選手個人の活躍”に注目する動きがあるとのこと。大谷がマルチ本塁打を記録した６月29日のヤンキース戦を「そのすべてが完璧に集約されていた」と表現すると、記事の最後を次の文章で締めくくった。

「まさにブロンクスにおいて、チームへの忠誠心にあふれたヤンキースファンは、自分たちが応援するチームがホームランを浴びる様を見ることになった。そういう時、敵地のファンは沈黙したり、ブーイングを浴びせることになる。しかしそうではなかった。ヤンキースファンはオオタニに喝采を送ったのだ。そして今まさに球界全体が、ファンと一緒になってオオタニを応援している」

　メジャーの空気感さえも変えつつある大谷の活躍。残りのシーズンではどのような活躍を見せるのか。そのパフォーマンスから目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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