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MLB

「オオタニは別のカテゴリーだ」“投手最後の安打”に注目した米記者が言及。ナ・リーグDH制導入ならさらに特別な存在に

THE DIGEST編集部

2021.10.31

二刀流を一年間継続した大谷翔平。来季ナ・リーグがDH制導入されれれば、打撃を行う唯一の投手となる可能性も。 (C) Getty Images

二刀流を一年間継続した大谷翔平。来季ナ・リーグがDH制導入されれれば、打撃を行う唯一の投手となる可能性も。 (C) Getty Images

 ワールドシリーズでの1本のヒットによって、投打二刀流の大谷に再び関心が集まっている。

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 現地時間10月30日にアトランタで行なわれたアトランタ・ブレーブス対ヒューストン・アストロズの第4戦。8番に入ったアストロズ先発投手ザック・グレインキーは、2回の第1打席、ブレーブス2番手カイル・ライトの高めの速球を振り抜き、センター前に弾き返した。

 このヒットは、MLB史に残る一打になる可能性がある。というのは、現在投手が打撃を行なうナショナルリーグでもDH制導入の議論が進んでいるため。第5戦で投手にヒットが生まれずに決着がつき、来季からDH制導入となれば、これが投手による最後の一本になるのだ。

 米メディア『FOX Sports』のジェイク・ミンツ記者は試合前、今後登板予定の投手陣の打撃を鑑み、「グレインキーは最後にヒットを打つのに最適な投手だろう」と予想。見事的中させた形となった。
 
 一方、ここで議論になるのは、二刀流の大谷翔平について。来季以降も登板日に打席に入れば、引き続き投手として打撃を行なうことになる。ミンツ氏は、自身のツイッターで大谷への言及も忘れなかった。

「『オオタニはどうなのか』と呟く全ての人へ。もちろんショウヘイ・オオタニのことは知っている。でも、それは別のカテゴリーである」

 投手の打撃消滅という歴史の岐路に立っているMLB。来季以降、打撃を行なうピッチャー大谷は、いっそう特別な存在になるかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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