ワールドシリーズが白熱するなか、敗れたチームは早くも来季に向けて動き始めている。そのひとつピッツバーグ・パイレーツは、今オフにFAとなる筒香嘉智と再契約する意向を示している。

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　メジャーで２シーズンを終えたサムライ戦士。渡米１年目はコロナ禍で異例のスケジュールを何とか乗り切るも、タンパベイ・レイズでスタートした２年目は打撃不振に陥り、持ち前のパワーを発揮できずにもがいた。５月に移籍したロサンゼルス・ドジャースでも不本意な成績で足場を固めることが出来ず、３球団目のパイレーツでようやく本来の姿を取り戻した。

　８月から加わったパイレーツでは43試合に出場し、打率.268、出塁率.347、長打率.535、OPS.883、８本塁打で25打点を残した筒香。地元紙『Pittsburgh Post Gazette』によればベン・チェリントンGMは、「確かに彼との時間を楽しめた」と評価し、日本へ帰国したサムライの残留を熱望しているという。
  「次に話す時を楽しみにしており、再契約に興味を持っている」

　同紙のジェイソン・マッキー記者はGMの発言を踏まえ、彼の役割を「OF、1B、DHのいずれであるかを判断するのは早い」と何らかの形で契約を交わすのではと見解を示す。

　シーズン終盤にサムライの意地を見せつけた29歳。果たしてどの様な契約を結ぶだろうか。今後の動向にも注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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