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MLB

大谷翔平の“争奪戦”に650億円を準備か。メッツ大富豪オーナーの関心を米記者たちが報道「もう隠しようがない事実だ」

THE DIGEST編集部

2023.01.27

球界で唯一無二の二刀流を貫き、声価を高め続けている大谷。そんな偉才に興味を示す球団は少なくない。(C)Getty Images

球界で唯一無二の二刀流を貫き、声価を高め続けている大谷。そんな偉才に興味を示す球団は少なくない。(C)Getty Images

 オフシーズンになろうとも、現球界で唯一無二の二刀流を貫く天才の話題は尽きない。ロサンゼルス・エンジェルスの大谷翔平だ。

 とりわけ23年シーズン終了後に契約満了を迎えるため、投打で違いを生み出せる大谷の去就への関心は日々強まっている。去る1月23日にはエンジェルスのオーナーであるアート・モレノ氏が昨年10月に決定した球団売却を中止し、2023年シーズン以降も継続して同氏がチームを保有すると発表した。

 大谷のエンジェルス残留への道は、巨額の資金力を持つ新オーナー誕生が「唯一」とも見られていただけに、退団の可能性が高まったと見られている。

 そうしたなかで、獲得に「乗り出している」とされているのが、ニューヨーク・メッツだ。
 
 全米でも指折りの大富豪で、オーナーを務めるスティーブ・コーエン氏の投資による無尽蔵の資金力を背景に、今オフもメッツは球界を騒然とさせる積極補強を展開。大エースだったジェイコブ・デグロム(→テキサス・レンジャーズ)の引き留めと、スター遊撃手カルロス・コレアの獲得には失敗したが、ジャスティン・バーランダーや千賀滉大を札束攻勢で獲得。1986年のワールドシリーズ制覇に向けて本腰を入れている。

 そんなメッツは「次なるターゲット」として大谷に的を絞っているとされる。MLB公式ネット局のラジオ番組内でMCを務めるエドゥアルド・ペレス氏は「ビリー・エプラー(元エンジェルスGMで、現メッツGM)とニューヨークに完全にマッチする」と指摘し、「オオタニを4年以上もスカウトしていたエプラーとは完全なる信頼関係を築かれている。さらにメッツはFAとなった場合に必要とされる契約金5億ドル(約650億円)を払える力を持っている」と断言した。

 また、ニューヨークのスポーツ専門局『SNY』のアンディ・マルティーノ記者もメッツが大谷に強い関心を抱いているのは、「隠しようがない事実」と指摘。「“御大”コーエンも上層部に対して、今冬のオオタニ獲得について意見を求めている。彼は本気で動こうとしている」ともレポートしている。

 複数の米メディアで、ロサンゼルス・ドジャースやニューヨーク・ヤンキースも獲得候補に挙げられている大谷。シーズン中のトレードの可能性を含めて、彼の去就は1年を通じた話題となりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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