10月26日、プロ野球のドラフト会議が都内のホテルで開催され、日本ハムは外れ外れ１位で細野晴希（東洋大）を指名した。

　初めに日本ハムが選択したのは西舘勇陽（中央大）だった。だが巨人と競合となり、阿部慎之助新監督が当たりくじを引き、新庄剛志監督が外れを引いた。続いて前田悠伍（大阪桐蔭）を指名するも、今度は小村勝球団社長が外す。３人目として細野を選ぶと、今度はロッテと競合。ここで稲葉篤紀GMがしっかり引き当てた。

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  　ドラフト１巡指名後、新庄監督は「いや、疲れましたよ。昨日から集中して、集中して」と明かしたうえで、「今日のポイントは右手を入れて、判子を押した所が0.02ミリ厚いと思って、右手で２個触って、左が厚かったんですよ。『これは来た、よっしゃー！』と思って胸に札を乗せて、阿部君が喜ばなかったら僕の勝利と思ったけど、めちゃくちゃ隣で喜んでいた(笑)。膝から崩れ落ちそうになりました」と振り返った。

　１位指名の細野に新庄監督は、「素晴らしい左投手なので、期待したいと思います。ちょっとコントロールが良い投手ではないんですけど、ボールのキレ、勢いは、もしかしたらこのドラフトのなかで１番じゃないかなと」と自信を示し、「コントロールを直すテクニックは、こちらで兼ね備えているので大丈夫です」と逸材の今後の活躍に期待を寄せた。

構成●THE DIGEST編集部

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