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「日本の子供たちがドジャースの試合を観て、LAの帽子をかぶる。それが私たちの希望」ド軍GMが“ジャパン戦略”明かす「将来的に役立つ可能性が」

THE DIGEST編集部

2024.01.22

今オフに大谷(左)、山本(右)と大型契約を結んだドジャース。世界的な話題にもなり、フィールドの内外で波及効果が期待されている。(C)Getty Images

今オフに大谷(左)、山本(右)と大型契約を結んだドジャース。世界的な話題にもなり、フィールドの内外で波及効果が期待されている。(C)Getty Images

 今オフに大谷翔平、山本由伸と契約したロサンゼルス・ドジャースへの注目度が高まっている。大谷が10年7億ドル(当時約1015億円)、山本が12年3億2500万ドル(当時約465億円)で結んだセンセーショナルな契約は、日米をはじめ世界中のメディアも報じるほど大きな話題となった。

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 そんななか、ドジャースのブランドン・ゴメスGMが米ポッドキャスト番組『The Show』に出演して、“ジャパン戦略”について語った。専門サイト『Dodgers Nation』が伝えた。

 大谷と山本の獲得が、将来的により多くの日本人選手を迎え入れるパイプラインになるのか。こう問われたゴメスGMは、「方向性としては参考になるが、それがどれほど役に立つのかは分からない。選手が何を優先するのかはそれぞれ異なるし、最終的に目指したい願望も異なるからだ」と回答している。

 それでも、「若い世代に対してのメリットはあると思う」とドジャースブランドの日本市場開拓に意欲を見せる。「日本の多くの子供たちがドジャースの試合をたくさん観て、LAの帽子をかぶるようになる。それが私たちの望みだ」と語り、「それが将来的に役立つ可能性がある」と、長期的スパンで“ジャパン戦略”に取り組んでいくという。
 
 こう記した同メディアは、「オオタニ、ヤマモトとの契約はフィールド上でチームを助けるだけでなく、フィールドの外にも大きな価値をもたらした。もちろん球団は、戦力面とビジネス面を念頭に置いて大型契約を結んだ。まだ2人はドジャースで1試合もプレーしていないが、フロントオフィスのプランはうまく進んでいる」とし、大谷と山本の抜群の宣伝効果を指摘する。

 また、将来的に千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希がポストされた場合、「ドジャースが候補者のひとつになると噂されている」として、同メディアはドジャースが日本人選手を受け入れる球団として認知されている点を強調した。

さらに、「MLBには国際的な才能が集まって来る。誰もが偉大な選手と一緒にプレーしたいと願うはずだ。そうした体制を整えているロサンゼルスは、多大な恩恵を受けることになるだろう。すべてはドジャースの努力の賜物だ」と、球団の描くビジョンが順調に進んでいると記事をまとめている。

構成●THE DIGEST編集部

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