現地6日、米放送局『ESPN』の報道によると、MLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏は、ロサンゼルス・ドジャースのオフシーズンの大型補強を背景に、サラリーキャップ導入を求めるファンからのメールが届いていることを明かした。
【画像】ユニホーム姿“じゃない”大谷翔平を厳選してお届け!
マンフレッドコミッショナーは「これは警戒すべき問題だ。注視し、そのような懸念を和らげ、今後も競争力があり健全なゲームを維持するために、何かできることがあるのかどうかを判断する必要がある」とサラリーキャップ導入の可能性について検討する姿勢を示したという。
2024年に最も多額の資金を投じたチームがワールドシリーズで優勝した。『ESPN』によると、ドジャースは3億5300万ドル(約535億円)という巨額の年俸総額を誇り、贅沢税(年俸総額が一定額を超えた球団に課せられる税金)を1億300万ドル(約156億円)も支払っている。一方、アスレチックスの年俸総額は8400万ドル(約127億円)弱で、両球団の間には大きな開きがある。
マンフレッドコミッショナーは「ドジャースは本当にうまく運営されている、成功した組織だ。彼らがやること、やってきたことはすべて、すべて我々の規則に沿っている。彼らはファンに可能な限り最高のものを提供しようとしている。これらはすべてポジティブなことだ」とドジャースの経営手腕を評価したという。
しかしその一方で「他のチームのファンは、自分たちのチームが競争できるかどうかを懸念しているということを認識しており、私のメールもそれを反映している。そして、ファンが何かを心配しているときは、私たちも常に心配しなければならない。しかし、それをドジャースのせいにするのは、私はその立場ではない」とファンの懸念に理解を示しつつも、ドジャースを批判する意図はないと語ったという。
MLBでは現在、サラリーキャップ制度は導入されていない。選手会はサラリーキャップに反対しており、過去にはストライキに発展したこともある。今後の労使交渉は2026年春に開始される見込みであり、サラリーキャップ導入の是非が大きな焦点となることは間違いないだろう。
マンフレッドコミッショナーは「たとえ早期に交渉したいと考えていても、まだ2年もある。球団の経済状況、特に主要なものであるローカルメディアに関して、我々には対処すべきことがある。待てば待つほど、それは進化し、より良い決断を下せるようになる」と述べ、慎重に議論を進めていく考えを示したと、同メディアは報じている。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】「エンジェルスが最下位」大谷翔平をトレードに出さなかった判断は「いまだに痛い」米専門誌がファームシステムランキング発表
【記事】「“水原一平スキャンダル”よりもさらに重大な違反」賭博関与疑いで解雇のMLB審判員を米記者が断罪「職を失うのは当然」過去には大谷翔平に投打でピッチクロック違反
【記事】大谷翔平の退団→ファン熱気と入場者数低下→ワースト99敗、どん底エンジェルスの25年は…「しかし、トラウトが球界最高選手のひとりに」米予測に地元メディア感心
【画像】ユニホーム姿“じゃない”大谷翔平を厳選してお届け!
マンフレッドコミッショナーは「これは警戒すべき問題だ。注視し、そのような懸念を和らげ、今後も競争力があり健全なゲームを維持するために、何かできることがあるのかどうかを判断する必要がある」とサラリーキャップ導入の可能性について検討する姿勢を示したという。
2024年に最も多額の資金を投じたチームがワールドシリーズで優勝した。『ESPN』によると、ドジャースは3億5300万ドル(約535億円)という巨額の年俸総額を誇り、贅沢税(年俸総額が一定額を超えた球団に課せられる税金)を1億300万ドル(約156億円)も支払っている。一方、アスレチックスの年俸総額は8400万ドル(約127億円)弱で、両球団の間には大きな開きがある。
マンフレッドコミッショナーは「ドジャースは本当にうまく運営されている、成功した組織だ。彼らがやること、やってきたことはすべて、すべて我々の規則に沿っている。彼らはファンに可能な限り最高のものを提供しようとしている。これらはすべてポジティブなことだ」とドジャースの経営手腕を評価したという。
しかしその一方で「他のチームのファンは、自分たちのチームが競争できるかどうかを懸念しているということを認識しており、私のメールもそれを反映している。そして、ファンが何かを心配しているときは、私たちも常に心配しなければならない。しかし、それをドジャースのせいにするのは、私はその立場ではない」とファンの懸念に理解を示しつつも、ドジャースを批判する意図はないと語ったという。
MLBでは現在、サラリーキャップ制度は導入されていない。選手会はサラリーキャップに反対しており、過去にはストライキに発展したこともある。今後の労使交渉は2026年春に開始される見込みであり、サラリーキャップ導入の是非が大きな焦点となることは間違いないだろう。
マンフレッドコミッショナーは「たとえ早期に交渉したいと考えていても、まだ2年もある。球団の経済状況、特に主要なものであるローカルメディアに関して、我々には対処すべきことがある。待てば待つほど、それは進化し、より良い決断を下せるようになる」と述べ、慎重に議論を進めていく考えを示したと、同メディアは報じている。
構成●THE DIGEST編集部
【記事】「エンジェルスが最下位」大谷翔平をトレードに出さなかった判断は「いまだに痛い」米専門誌がファームシステムランキング発表
【記事】「“水原一平スキャンダル”よりもさらに重大な違反」賭博関与疑いで解雇のMLB審判員を米記者が断罪「職を失うのは当然」過去には大谷翔平に投打でピッチクロック違反
【記事】大谷翔平の退団→ファン熱気と入場者数低下→ワースト99敗、どん底エンジェルスの25年は…「しかし、トラウトが球界最高選手のひとりに」米予測に地元メディア感心
関連記事
- 「可愛すぎなんですけど」大谷翔平、赤エプロン着用の“激レア姿”にネット衝撃「エプロン谷の破壊力」「ママみがすごい」
- エンジェルスが強打の三塁手モンカダと1年7億5000万円で契約合意と米報道…不本意な8シーズンを終え「再起を図っている」
- 「変化球がヤバい」中日、元フィリーズ右腕の獲得を正式発表!ファンも期待「ライデルに代わる新守護神」
- 支払い能力はあるのか? 水原被告の27億超賠償金、国際弁護士の吉田大氏が見解「支払い義務は20年経過すれば...」
- 「値段が異常だ」ドジャースのチケット価格が高騰‼ 本拠地開幕戦の最低価格は425ドル…米ファン悲鳴「70ドルだった頃が懐かしい」「自宅で観るのが一番安い」