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山本由伸、6回9K無失点の快投も7勝目ならず...米球界を代表する超エース級「37%」を記録もLA記者落胆「援護はゼロだ」

THE DIGEST編集部

2025.06.08

山本は6回9K無失点の好投も白星は付かなかった。(C) Getty Images

山本は6回9K無失点の好投も白星は付かなかった。(C) Getty Images

 現地6月7日、ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸は敵地でのセントルイス・カーディナルス戦に先発して6回4安打無失点、9奪三振3四死球と好投するも今季7勝目を挙げることはできなかった。チームも1対2でサヨナラ負け、打線の援護なしに地元メディアは同情の声が上がっている。
【動画】7勝目はお預けも山本由伸が奪三振ショー

 中5日で先発マウンドに上がった山本は初回、23年のWBCでチームメイトだったラーズ・ヌートバーとの侍ジャパン対決で空振り三振を奪う。そのあと2死一、三塁とピンチを背負いながらも無失点に抑える。

 2回には2死から連打と死球で満塁のピンチを招き、再びヌートバーと対戦。スプリットで連続三振に仕留め、先制点は与えなかった。

 3、4回は三者凡退。5回は先頭を四球で歩かせ、1死からヌートバーに左前安打を浴びて走者をためたが、マシン・ウィンをカウント1-2からスプリットで空振り三振に斬ってとりピンチを脱出する。

 6回もマウンドに上がった山本は先頭のウィルソン・コントレラスをカーブで空振り三振。三者凡退に打ち取り、カーディナルスの先発右腕エリク・フェディーと白熱の投手戦を演じた。
 
 得点圏にランナーを背負うも要所でピンチを防ぎ、ゼロに抑えた山本。日頃からドジャースを追うブレイク・ハリス記者はこの日の右腕の投球内容を自身のXに列挙したうえで、「0 run support」と記し、好投が報われなかったことを嘆いた。

 他にもドジャース専門メディア『Sleeper Dodgers』も山本のピッチングを高く評価。「ヨシノブ・ヤマモトは今日もSHOVED(快投した)。しかし、攻撃陣の援護はゼロだった」と肩を落とし、1点が遠かった打線を非難した。

 同じく別の専門メディア『Dodger Insider』は「球数94球のうち、ストライクは61球。CSW率(全投球数における見逃しと空振りのストライクの割合)は37%」だと報告した。一般的に30%を超えると一流とされる先発投手のなかで、40%に迫る数値は超エース級だと絶賛。それだけに日本人右腕を援護できなかった攻撃陣に苦言を呈した。

 今季13試合を終え、山本は6勝3敗。勝ち星はお預けとなったとはいえ、千賀滉大(ニューヨーク・メッツ)、ポール・スキーンズ(ピッツバーグ・パイレーツ)に次いでナ・リーグ防御率(2.20)は3位を記録している。

構成●THE DIGEST編集部

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