現地時間7月28日(日本時間29日)、今オフにロサンゼルス・クリッパーズへ復帰したポールが入団会見に臨んだ。
オフに完全FA(フリーエージェント)となった40歳の大ベテランは引退の噂もあったが、キャリア21年目のシーズンを、古巣で迎えることを決断した。
会場でクリッパーズのファンから“CP3!”のコールで大歓迎された司令塔は、「悩むことなんてなかった」と切り出し、こう語った。
「このチームに復帰することは、ずっと前から自分でも公言してきたことで、実現に向けて努力もしてきた。でも、本当に叶うかどうかは分からなかった。僕はバスケットボールを愛している。試合でプレーするのはもちろん大好きだけど、それ以上に大切なのは家族なんだ。正直に言えば、必要とされるなら、どんな手段を使ってでもここに戻ってプレーしたいという気持ちだった」
ポールは2011-12シーズンから2016-17シーズンまでの6年間、クリッパーズに在籍。先発ポイントガード(PG)としてブレイク・グリフィンやディアンドレ・ジョーダンの豪快なアリウープを何度も演出し、そのプレースタイルからチームは“ロブ・シティ”と呼ばれた。
在籍中はすべての年でプレーオフに進出した一方で、大舞台では主力のケガや肝心な場面で勝ち切れず、カンファレンス・セミファイナルの壁を突破できなかった。
それでも“ポイント・ゴッド”はレギュラーシーズン通算4023アシスト、キャリア平均9.8アシストでいずれも球団最多記録を誇っている。
昨季はサンアントニオ・スパーズで全82試合に先発出場。平均8.8点、3.6リバウンド、7.4アシスト、1.3スティールに3ポイント成功率37.7%(平均1.7本成功)をマークした。
キャリアの多くで先発を任されてきたポールだが、古巣で迎える来季は控えPGを務めることがすでにチームから発表されている。
来季のクリッパーズはジェームズ・ハーデン、ブラッドリー・ビール、カワイ・レナード、ジョン・コリンズ、イビツァ・ズバッツが先発を形成。ベンチにはポールのほかにもクリス・ダン、ボグダン・ボグダノビッチ、デリック・ジョーンズJr.、ニコラ・バトゥーム、ブルック・ロペスが控える超豪華な布陣。
選手層が厚く、ポジション争いも熾烈を極めることが予想されるが、ポールは優勝のチャンスがあること、競争力のあるチームでプレーできることをポジティブに捉えていた。
「皆さんはこれまでも僕のプレーを見てきた。僕はうまくなろうと努力していくし、今年は例年よりももう少し笑顔でいられるようにする。(この環境に)感謝しているんだ。このチームのために、毎晩プレーしていくよ」
球団初優勝を狙うクリッパーズにとって、経験豊富でリーダーシップにも秀でたプレーメーカーの加入は、コート内外で大きなメリットをもたらすに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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会場でクリッパーズのファンから“CP3!”のコールで大歓迎された司令塔は、「悩むことなんてなかった」と切り出し、こう語った。
「このチームに復帰することは、ずっと前から自分でも公言してきたことで、実現に向けて努力もしてきた。でも、本当に叶うかどうかは分からなかった。僕はバスケットボールを愛している。試合でプレーするのはもちろん大好きだけど、それ以上に大切なのは家族なんだ。正直に言えば、必要とされるなら、どんな手段を使ってでもここに戻ってプレーしたいという気持ちだった」
ポールは2011-12シーズンから2016-17シーズンまでの6年間、クリッパーズに在籍。先発ポイントガード(PG)としてブレイク・グリフィンやディアンドレ・ジョーダンの豪快なアリウープを何度も演出し、そのプレースタイルからチームは“ロブ・シティ”と呼ばれた。
在籍中はすべての年でプレーオフに進出した一方で、大舞台では主力のケガや肝心な場面で勝ち切れず、カンファレンス・セミファイナルの壁を突破できなかった。
それでも“ポイント・ゴッド”はレギュラーシーズン通算4023アシスト、キャリア平均9.8アシストでいずれも球団最多記録を誇っている。
昨季はサンアントニオ・スパーズで全82試合に先発出場。平均8.8点、3.6リバウンド、7.4アシスト、1.3スティールに3ポイント成功率37.7%(平均1.7本成功)をマークした。
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来季のクリッパーズはジェームズ・ハーデン、ブラッドリー・ビール、カワイ・レナード、ジョン・コリンズ、イビツァ・ズバッツが先発を形成。ベンチにはポールのほかにもクリス・ダン、ボグダン・ボグダノビッチ、デリック・ジョーンズJr.、ニコラ・バトゥーム、ブルック・ロペスが控える超豪華な布陣。
選手層が厚く、ポジション争いも熾烈を極めることが予想されるが、ポールは優勝のチャンスがあること、競争力のあるチームでプレーできることをポジティブに捉えていた。
「皆さんはこれまでも僕のプレーを見てきた。僕はうまくなろうと努力していくし、今年は例年よりももう少し笑顔でいられるようにする。(この環境に)感謝しているんだ。このチームのために、毎晩プレーしていくよ」
球団初優勝を狙うクリッパーズにとって、経験豊富でリーダーシップにも秀でたプレーメーカーの加入は、コート内外で大きなメリットをもたらすに違いない。
文●秋山裕之(フリーライター)
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