今夏にトレードでボストン・セルティックスからアトランタ・ホークスに移籍したクリスタプス・ポルジンギスが、7月下旬に母国ラトビアのメディア『Sporta Studija』のインタビューに応じた。
218cm・109kgのビッグマンは、2年間在籍したセルティックスでは相次ぐケガに苦しみながらも、平均19.8点、7.0リバウンド、2.0アシスト、1.76ブロックにフィールドゴール成功率50.2%、3ポイント成功率39.2%(平均2.2本成功)と持ち味を発揮。
ピック&ポップからの3ポイントや、トランジションでの得点力、リムプロテクターとして守備に安定感をもたらし、2大エースのジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウンの負担を軽減。彼らに次ぐ“第3の男”として、加入初年度の2024年には自身初のNBAチャンピオンに輝いた。
ただ、連覇を目指した昨季は、度重なる故障の影響で苦戦。レギュラーシーズンでは平均19.5点、6.8リバウンド、1.50ブロックと上々のスタッツを残したものの、プレーオフでは体調不良によって平均7.7点、4.6リバウンド、0.82ブロックと大きく数字を落とし、チームもカンファレンス準決勝で敗れ去った。
それでもシーズン終了から約2か月半が経過した今、ポルジンギスはベストコンディションを取り戻したと明かした。
「今は最高の気分だよ。シーズン終了後は休養に時間をかけた。プレーオフ期間中、僕は心身ともに疲れていたんだ。めまいの症状も抱えていて、気を失いそうになったことさえあった。とてもいいコンディションとは言えなかった。
6月はすべて休養に充てた。それによって、これまで悩まされてきたことから解放されたんだ。今はプレーオフの時の症状は何も感じなくなったよ。すごくいい状態で、代表チームへ合流する準備をしている。本当に嬉しいね」
8月27日に開幕する今年のユーロバスケットは、キプロス共和国、フィンランド、ポーランド、ラトビアの4か国共催で行なわれる。
ポルジンギスがラトビア代表でプレーするのは2021年のワールドカップ・ヨーロッパ予選以来で、ユーロバスケットは2017年以来2大会ぶりの出場となる。
ラトビアは2023年のワールドカップで初出場ながら、1次ラウンドでフランス、2次ラウンドでスペインと強豪国を撃破し、5位に入る快進撃を見せた。最新のFIBAランキングではリトアニア(10位)やスロベニア(11位)を上回り9位にランクしており、高さと長さ、巧さも併せ持つポルジンギスの復帰で、チームはさらなる躍進が期待される。
文●秋山裕之(フリーライター)
ブーイングから始まった苦難のNBAキャリア。トレード、大けがを経てポルジンギスが辿り着いた境地<DUNKSHOOT>
「彼はミスマッチを生み出す悪魔」セルティックス優勝のカギを握るポルジンギスを同僚たちが称賛「戦争の準備ができている」<DUNKSHOOT>
ポルジンギスが不発に終わったドンチッチとの"インターナショナルデュオ”を回想「僕はふさわしい男ではなかった」<DUNKSHOOT>
218cm・109kgのビッグマンは、2年間在籍したセルティックスでは相次ぐケガに苦しみながらも、平均19.8点、7.0リバウンド、2.0アシスト、1.76ブロックにフィールドゴール成功率50.2%、3ポイント成功率39.2%(平均2.2本成功)と持ち味を発揮。
ピック&ポップからの3ポイントや、トランジションでの得点力、リムプロテクターとして守備に安定感をもたらし、2大エースのジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウンの負担を軽減。彼らに次ぐ“第3の男”として、加入初年度の2024年には自身初のNBAチャンピオンに輝いた。
ただ、連覇を目指した昨季は、度重なる故障の影響で苦戦。レギュラーシーズンでは平均19.5点、6.8リバウンド、1.50ブロックと上々のスタッツを残したものの、プレーオフでは体調不良によって平均7.7点、4.6リバウンド、0.82ブロックと大きく数字を落とし、チームもカンファレンス準決勝で敗れ去った。
それでもシーズン終了から約2か月半が経過した今、ポルジンギスはベストコンディションを取り戻したと明かした。
「今は最高の気分だよ。シーズン終了後は休養に時間をかけた。プレーオフ期間中、僕は心身ともに疲れていたんだ。めまいの症状も抱えていて、気を失いそうになったことさえあった。とてもいいコンディションとは言えなかった。
6月はすべて休養に充てた。それによって、これまで悩まされてきたことから解放されたんだ。今はプレーオフの時の症状は何も感じなくなったよ。すごくいい状態で、代表チームへ合流する準備をしている。本当に嬉しいね」
8月27日に開幕する今年のユーロバスケットは、キプロス共和国、フィンランド、ポーランド、ラトビアの4か国共催で行なわれる。
ポルジンギスがラトビア代表でプレーするのは2021年のワールドカップ・ヨーロッパ予選以来で、ユーロバスケットは2017年以来2大会ぶりの出場となる。
ラトビアは2023年のワールドカップで初出場ながら、1次ラウンドでフランス、2次ラウンドでスペインと強豪国を撃破し、5位に入る快進撃を見せた。最新のFIBAランキングではリトアニア(10位)やスロベニア(11位)を上回り9位にランクしており、高さと長さ、巧さも併せ持つポルジンギスの復帰で、チームはさらなる躍進が期待される。
文●秋山裕之(フリーライター)
ブーイングから始まった苦難のNBAキャリア。トレード、大けがを経てポルジンギスが辿り着いた境地<DUNKSHOOT>
「彼はミスマッチを生み出す悪魔」セルティックス優勝のカギを握るポルジンギスを同僚たちが称賛「戦争の準備ができている」<DUNKSHOOT>
ポルジンギスが不発に終わったドンチッチとの"インターナショナルデュオ”を回想「僕はふさわしい男ではなかった」<DUNKSHOOT>
関連記事
- ブーイングから始まった苦難のNBAキャリア。トレード、大けがを経てポルジンギスが辿り着いた境地<DUNKSHOOT>
- セルティックス行きを決めた理由、W杯欠場に至ったケガの原因、自分の能力への自信……名門の一員となったポルジンギスが大いに語る<DUNKSHOOT>
- 「『マジでこいつ誰だよ?』って思ったね」元オールスターガードが受けたウェイドの衝撃「悪夢みたいだった」<DUNKSHOOT>
- スーパースターに成長したSGAの強みを名手カーメロが解説「シェイはベストショットを打つためにプレーする」<DUNKSHOOT>
- リラードがヤニスとの共闘時の“悩み”を告白「『あの時のデイムじゃない』と言うのはアンフェアだ」<DUNKSHOOT>