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NBA

「OKC時代のKDだ」。NBA屈指の守備巧者グリーンがキャリアで最もタフだった対戦相手を明かす「彼は相手が誰であろうと…」<DUNKSHOOT>

秋山裕之

2025.09.12

グリーン(左)はNBAで最も守るのが難しい相手に、デュラント(右)の名を挙げた。(C)Getty Images

グリーン(左)はNBAで最も守るのが難しい相手に、デュラント(右)の名を挙げた。(C)Getty Images

 現地時間9月9日、アメリカのYouTuberで、Twitchストリーマーのカイ・セナット氏の『Twitch stream』に、ゴールデンステイト・ウォリアーズのドレイモンド・グリーンがゲスト出演した。

 番組冒頭から放送禁止用語を口にして笑いをとるなど、カジュアルなスタイルでトークに臨んだグリーン。今季がウォリアーズ一筋14シーズン目となる35歳は、公称198cmと上背こそないものの、スモールラインナップではセンターもこなす。

 長い腕と屈強な肉体、持ち前のバスケットボールIQを駆使して相手チームのビッグマンからガードまでを封じてしまうディフェンス力が最大の強みだ。

 昨季は4シーズンぶり通算5度目のオールディフェンシブ1stチーム入りを飾り、2ndチームを含めた同賞選出はクリス・ポール(ロサンゼルス・クリッパーズ)と並んで現役最多タイの9度を誇る。2017年には最優秀守備選手賞に選ばれ、昨季も投票で全体3位と、そのディフェンス力は健在だ。

 番組内で、NBAキャリアを通じて“最もタフな対戦相手”を聞かれたグリーンは、ウォリアーズで3シーズンをともに過ごした“KD”ことケビン・デュラント(現ヒューストン・ロケッツ)のオクラホマシティ・サンダー時代を挙げた。
 
「OKC時代のKDだ。そう、あの後(チームメイトになって)彼のことを理解したんだ。もうスリムなヤツが俺から得点できないといった具合にな。でも彼は相手が誰であろうとスコアしてしまうのさ。

 今の俺はずっとうまくなったし、彼のゲームについてもたくさん学んだ。だがOKCの頃は理解に苦しんだし、ノーチャンスだった。今の俺なら、ほとんどのヤツらを地獄へ陥れるけどな」

 211cm・109kgのデュラントは、サンダー時代だけで現役最多4度の得点王に立った万能スコアラー。小柄なガードのようにボールを意のままに操り、素早い切り返しやヘジテーションでディフェンダーとのタイミングをずらし、打点の高いジャンパーやダンク、レイアップであっさりと得点を奪ってしまう。

 プルアップから放たれるミッドレンジジャンパーや3ポイントは脅威そのもので、フリースローも通算成功率88.2%と歴代最高クラスの精度を誇る。これをチームオフェンスの中で難なくこなすのだから、相手チームのディフェンダーはお手上げだ。
 
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